column 2015.2.6
 
real local

福岡市営渡船に乗って、能古島へ行ってきた

オオサキ
 

ノープランで出掛けて、ぼーっと非日常を感じたい。

そんなときってありませんか?

宿泊となると予約が必要だったり、遠くへとなると費用もかさむ。何しろそんな時間もない。

「あ、今日晴れてる。ちょっと出掛けてみるか」

福岡には、そんな思いつきから、少しだけ羽を伸ばしてみるにはうってつけの手段があります。

それが、福岡市営渡船。

周辺にいくつかの島が点在する博多湾および近郊には、そこへの移動の為の足が必要となるわけで、市内から気軽に船に乗れる環境は、他の都市と比較してもなかなか恵まれていると言えるかも知れません。

ということで、今回はそれに乗って能古島へ行ってきました。

能古島へは、姪浜渡船場(バス停名でいうと、「能古渡船場」)から乗ります。ご覧の通り、かなり近い!距離にして2〜3キロ程度の船旅です。果たして、この距離感で島旅気分を味わえるのか?

こちらが渡船場。正式名称は「姪浜旅客待合所」です。天神からこちらへ乗り換えなしで行けるバスも出ており、それですと30分ほどで到着します。

本日は土曜日でしたが、乗船客は意外と多かったです。能古島の人口は700人程度だそうですから、この人数から考えると観光客が多いのでしょうか。切符は券売機で購入します。

今回お世話になるのは、200名収容できる「レインボーのこ」。

ほとんど待ち時間なく、乗船できました。というのも、1日片道23本(日祝は21本)も出ているので、長時間待たされることがないのです。この点も、時間やプランを気にせず気軽に行ける要因の一つだったりします。

また、別料金で車やバイク、自転車も載せることも可。島にはタクシーが1台しかなく、バスもありますが行き先が限られる為、自転車1台載せておけば自由に行動できます。

室内は満席でしたので、海を間近で見たいという気持ちもあり、デッキ席に。正月明けのこの日の最高気温は10度。防寒着を羽織れば十分我慢できる程度の寒さです。

出航です。この日は晴れてはいたのですが、上空にモヤがかかっているのがやや残念。振り返った先、向こうに見えるのは百道浜の街並みです。

振り返ると、もうそこに能古島が。なんてたって、2〜3キロですからね。

徐々に島の建物などが見えてきました。

船着場に到着。車が先に出て、その後、乗船客がぞろぞろと出ていきます。

この間、わずか10分。とは言え、この間に橋はなく、船でしか交通手段がありませんので、「島に来たぞ!」感が結構あるのです。尚、帰りも同じ本数が出ており、「深夜早朝でない限り、30分から1時間に1本出ている」ぐらいの感覚で島内観光ができます。

そして忘れてはいけないのが、大人ひとり片道230円の料金。短距離とはいえ、当初船にこの金額で乗れると知った時は正直驚きました。

ということで、思いつきからの、島への気軽な船旅、オススメです!

福岡市営渡船
URL:http://port-of-hakata.city.fukuoka.lg.jp/guide/ferry_city/
料金:
<乗船券>
能古~姪浜間:大人230円、小児120円
<航送費(能古~姪浜間)>
自動車:1,340〜2,470円、バイク:240〜480円、自転車:120円
※自動車・バイクはサイズにより金額が変動します。
※いずれも片道の金額です。
※他航路の金額、時刻表等の詳細については福岡市営渡船 案内サイトをご覧ください。

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