福岡の冬といえば糸島の牡蠣小屋です。
11〜4月、季節限定で福岡・糸島の漁港に出現します。
今や全国的にも知名度が高くなった「糸島」。その冬の風物詩といえば何と言っても例年11月~4月頃、糸島の漁港に出現する『牡蠣小屋』。地元の漁師さんたちが季節限定で運営をしています。
近海は、緑豊かな陸からの水を受けるため、植物プランクトンが多く牡蠣の養殖に適しているそう。
船越漁港に立ち並ぶ牡蠣小屋の様子。
糸島の牡蠣小屋は、牡蠣を注文し自分達でバーベキューのように焼くスタイル。ガス焼き・炭火焼きのお店があり、焼き牡蠣を中心に他の魚介類やサイドメニューも豊富なため、牡蠣が苦手な方も存分に楽しむことができます。
黄色線:福岡空港から伸びる地下鉄空港線と、その先に佐賀県まで繋がる筑肥線。 白印:途中いくつかの駅。赤印:牡蠣小屋のある主な漁港です。※唐泊漁港のみ福岡市西区。(画像 ©2017 Google、地図データ ©2017 Google、ZENRIN)
今回は、数ある牡蠣小屋の中から『福吉漁港』にある牡蠣小屋に行ってきました。
地下鉄空港線に乗り天神を出発、姪浜駅で筑肥線に乗り換えて福吉駅に着きました。天神から約1時間。
駅から徒歩10分のところに位置するため車がなくても行くことができ、他の漁港に比べてドリンクや食材の持ち込みもできるのが特徴。駅から徒歩3分のところにあるコンビニで、ドリンク類だけを購入し福吉港へ。
今回行った『飛龍丸』は、平日のお持ち込みは何でもOK、土日祝日の肉類のお持ち込みは禁止。
左上:駅から出ると福吉漁港までこの案内看板が立っています。右上:駅から約10分、福吉漁港が見えてきました。左下:左側にあるビニールハウスが牡蠣小屋、左奥は海。右下:トング・軍手・牡蠣ナイフが無料でセットされます。
到着したのはお昼過ぎでしたが、小屋の中はすでに多くの人で賑わっていました。県内外から来る人も多いため、人気の牡蠣小屋だと1時間待ちとなるところもあります。
まずはアウターを預け、無料貸出のエプロンとジャンパーを装着。
牡蠣が焼けて出る汁が「パーン!」とはじけて飛んでくることがあるためです。
炭焼きの方が汁が飛びやすいです。※火傷注意
中の様子。テーブルの横にあるバケツに牡蠣の殻を捨てます。奥に抜けるとお手洗いがあります。
『飛龍丸』は、入口のカウンターで牡蠣や他の食材を購入し、炭代として1テーブル300円を支払います。
糸島の牡蠣はどこも大体1kg1000円ほど。
今回は牡蠣・サザエ・ハマグリ・ホタテが入ったお得なセットと牡蠣めしを注文し、あとでイカの一夜干しを追加。女性二人では持込んだお酒とでお腹いっぱいになりました。
左上:生簀に入った牡蠣やウチワ海老など。右上:分けられた牡蠣とお客様が置いていったという自由に使える調味料。左下:今回頼んだお得セット。右下:ジャンパーを着た様子。
周りの席の常連さんは、アルミホイル、数種類のカットしたお野菜、おにぎり、お醤油などの調味料、ワインボトルもお持ち込み。
reallocal福岡メンバーのオススメ調味料は他にも、「もみじおろし」「とろけるチーズ」「ごま油」。
焼き牡蠣とは言え、楽しみ方は本当に無限大。
早速焼き始めます。結構すぐ焼けます。
他の漁港エリアの牡蠣小屋では、「網にのせて焼くもの」はお持ち込みNGな場合が多いようです。
以上、牡蠣小屋の基本はこんな感じです。
プルプルでクリーミーな牡蠣を、ごま油を少しかけていただきました。
メニュー、営業時間、持ち込みや予約のルール、販売の有無などは、店舗によって異なります。
牡蠣ピザや海鮮丼、牡蠣の軍艦巻きにアヒージョ等のメニューや、牡蠣を大きさ別に販売する等特色があるため、
是非お気に入りの牡蠣小屋を見つけて、糸島の冬を楽しんでみてください。