column 2017.10.17
 
real local

福岡市営渡船に乗って、能古島へ行ってきました2

 

島内バスで’のこのしまアイランドパーク’へ

能古島は、博多湾に浮かぶ周囲約12kmの小さな島で、福岡市西区姪浜から市営渡船に乗って10分で行くことができます。人口は約800人、信号機、コンビニはありません。豊かな自然に恵まれ、歴史的な旧跡が多く残されていて観光客も多いです。

能古島の主なスポットは、のこのしまアイランドパークとキャンプ村があります。キャンプ村では、これまでreallocalでも紹介した音楽イベントなども行われてきました。

関連記事:気軽に小旅行気分が味わえる福岡市営渡船に乗って、能古島へ行ってきました
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今回は、秋晴れの10月半ば、のこのしまアイランドパークのコスモスを見に行ってきました。

能古島へ向かう船から福岡市を見る。快晴。

船で能古島へ上陸し渡船場を出ると、見えるところにバス停があり、そこから のこのしまアイランドパークまではバスで約10分。バスルートの終点で、山道を抜けて辿り着きます。

コスモスが見頃を迎え、能古島を往復する船(普段は30分~1時間に1本)も、島内のバス(普段は1時間に1本)も本数が増え臨時便が運行していました。

園内マップ。クリックすると大きくご覧いただけます。

今回コスモスを見たのは、案内図右下のパノラマ花壇。案内図左上のお花畑では11月中旬頃まで遅咲きコスモスが見頃となります。

出入り口から5分ほど歩くとパノラマ花壇に到着。
写真を撮ったりベンチに座ってコスモスを眺めたり、芝生で寝転んだり、みなさん思い思いに過ごしていました。
園内は、ゆっくりできる芝生や宿泊施設、バーベキュー場、飲食店もあり、手ぶらでも十分楽しむことができます。

コスモスの見頃である、10月7日~29日の土曜・日曜・祝日 17:30 ~ 20:00は、コスモスがライトアップされ、パーク内のレストランやカフェも 20:00 まで営業しています。(※2017年10月の情報となります) 

コスモスと正面に見える海ビューがなんとも気持ちいいです。正面に見えているのは志賀島と海の中道。

のこのしまアイランドパークは、開園から48年、できるだけ自然の姿で、限りなく人工的なものから遠いものにしようという創業者の思いを貫き通され、お花や樹木の自然公園を目指してきたそうです。(公式サイトより:のこのしまアイランドパークのはじまりは一人の若き青年の夢からスタートしました

コスモス以外にも、菜の花やアジサイ、ひまわりなど年中色んなお花を楽しむことができます。

夏のひまわり。

また、お土産ショップやゲートボールのようなボールゲーム「のこのこボール」のコース、陶芸体験もできたり、遊びつくすためのコンテンツも充実。園内は起伏のある道が多く、自転車の持ち込みはできませんが、入口で電動カート(シニアカー)の貸出が行われています。

コスモスを見た後はちょうど日が落ちる時間だったので、園内数か所にあるサンセット用と思われるベンチで、ゆっくり太陽が沈むのを眺めました。

帰りもバスに10分乗って渡船場へ。
帰りの船を10分ほど待ち、10分船に乗って戻りました。

そして

忘れずにしっかりオススメしたいのが、帰りの船からの夜景。水面に移る福岡市の夜景はキラキラと美しく、みとれてしまいます。

また、余談ですが、島には小学校・中学校があります。
島に住む子供はもちろん、自然環境を生かした小規模校での教育を希望する人に、特別に通学が認められる「海っ子スクール」という制度があり、船に乗って通学している生徒もいます。
能古小学校の生徒は現在66名、うち37名は船で通学をしているそう。

さらに平成31年度からは、福岡市初となる小中一貫校となることが決まっており、自然に触れ合いながら学べ、学力向上にもつながる魅力的な学習環境を目指しています。

能古島へ渡る船には、車や自転車を乗せることができるので、島でドライブやサイクリング(山道なので電動自転車がオススメ!)を楽しむこともできます。

子どもが船で通学もしてしまう能古島は、福岡市民にとってとても身近で「ふらっと行こっか」という島。
福岡を訪れた際には是非行ってほしいスポットのひとつです。

関連記事:ほっこりひょうたん能古島の手作りカフェ

のこのしまアイランドパーク
◼︎URL:http://nokonoshima.com/
◼︎アクセス:http://nokonoshima.com/access/
◼︎営業時間:
平日(月曜日~土曜日) 9:00~17:30
日曜日・祝日 9:00~18:30
◼︎定休日:
年中無休
◼︎入園料:
大人(高校生以上) 1,200円
こども(小・中学生) 600円
幼児(3歳以上) 400円

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