更 新 情 報

全国のR不動産の最新情報


新着情報



グループサイト・更新情報



>>HEADLINEを見る



column 2018.1.30
 
real local
田舎にこそ求む!ハイブリッドな人
松尾隆文(福岡R不動産)
 

いとしまシェアハウスがコミュニティマネージャーを募集

2013年の発足から今年5月で丸5年を迎える「いとしまシェアハウス」。食べ物・お金・エネルギーのゆるやかな自給をテーマに、持続可能な暮らしを着実に重ねてきた。

これまでSNSなどを通じてシェアメイトを募集することはあったが、人材募集に本腰を入れるのは初めて。運営する畠山千春さんと志田浩一さんは「田舎でこれからの未来をつくりたい、ガチな人を呼びたい」と口を揃える。

いとしまシェアハウスは7〜8人で構成。右から3人目が千春さん、中央が浩一さん。現在の住人紹介はこちら

自分たちのノウハウ、経験を新しい人に継承したい

求めるのは「ハイブリッドな人」。
「田舎の暮らしや地域のことがちゃんとできて、外に発信できる。バランスよくいろんな方向に向かって楽しくできる人を探しています」と、2月初旬にはオンライン説明会も予定している。

注目したいのは、コミュニティマネージャーの募集だ。
コミュニティマネージャーは、地域を含めたシェアハウス内外でのコミュニティづくりを担う。これまでは千春さんと浩一さん二人がこの役を務めてきた。

冬のいとしまシェアハウス。海の印象が強い糸島だが、雪がふることもしばしば。

「会社と同じで、自分たちがいないと回らないというのでは、この家は持続不可能。そのために自分たちのノウハウ、経験を新しい人に継承し、それがあれば誰でも回していけるようにしたい。これがうまくいったら糸島に限らずほかの地域でもできるようになるかもしれない」(千春さん)

「仲間を増やし、それがどんどん広がっていくことによってスピードアップするし、自分たちも学びがあるはず」(浩一さん)

田舎でシェアハウスを始める動きはあちこちで始まっており、これからさらに増えるという。
「そんな人たちに私たちのノウハウ、経験を使ってもらい、暮らしやコミュニティが広がっていくことを望んでいます」(千春さん)

メンバーはそれぞれ仕事を持ちながら農作業をはじめ家のこと、地域のことに関わっていく。

少なくとも3年。まずは地域で信頼関係を

コミュニティマネージャーは少なくとも3年は住んでもらいたい、と二人は考えている。田舎は近所づきあいなど戸惑うことも多く、住んでみないとわからない面があるのも事実。

「この家だったら私たちが積み上げてきた信頼関係があるし、この集落の上手なコミュニケーション方法を教えてあげられる」(千春さん)

地域との信頼関係を築いていくことは「田舎でシェアハウスを持続させる上ですごく大事なプロセス」と浩一さんはいう。

移住者はまず地元の人に合わせてみることが大事。自分の考えばかりを主張してもコミュニティは成り立たない。
地域行事や清掃作業などの「出ごと」も多いが、シェアハウスはそれをみんなで分担できるメリットもある。メンバーの入れ替わりはあるが、入居時と退去時には必ず集落のみんなに挨拶するのが約束事だ。もちろん失敗もあったが、5年かけて信頼を重ねてきた。

「シェアハウスのみなさんには本当に助かっています」としみじみ話すのは、二人がシェアハウスを始めた頃の行政区長・吉丸秀則さん(70歳)。
実感こもる言葉の背景には、この地域が抱える課題がある。

吉丸秀則さん(左)のことを浩一さんは「集落の20年、30年先を見ているすごい人」と賛える。

二丈・佐波 行政区は、高齢化率45%と糸島一の高齢化地域。
地域の交流や文化の継続など、若い人の力がないと維持していくのは難しい。

また、この地域は過去2回、大きな土砂災害に見舞われている。防災活動は現在も非常に重要な取り組みだ。「この点でもシェアハウスさんには協力をいただいている。地域に溶け込んでいただいて本当にありがたい」

米づくりはメンバーの共同作業

シェアハウスの生活コストは普通では考えられないほど安い。
昨年12月の食費は一人あたり1,304円。これ1ヵ月の食費ですよ。光熱費や通信費を含めても軽く1万円以内に収まっている。

2年前から米の完全自給を達成したことも大きい。米は無農薬、無肥料の自然栽培。田植え、稲刈りなどメンバーの労力と時間を費やしたマンパワーでできていることを忘れてはいけない。いま食べている米は前の人がつくった米。新しく入居した人は、先で退去することになるとしても、次の人が食べられるように米づくりに関わることになる。このことも応募の際のポイントだ。

「食べることが好きな人じゃないと、しんどいかもしれない」と二人は笑う。

農作業をベースに持続可能な暮らしを。ここにくれば食べることに貪欲になるのかも。

形のない体験や考え方を共有することに価値をつけたい

もう一つのテーマである「お金」の自給、つまりここで仕事をつくっていくことについても新しい展開を見据えている。

「メンバーがフルタイムで都会で働くと、せっかく田舎に集まった才能、お金、時間が都会に流れていってしまう。できるだけこの場所で仕事を作って、人を呼んでお金を落としてもらうようにしたい。それをいまよりもっと進めていく」(浩一さん)

暮らしを体験する様々なワークショップをさらに充実させることもその一つ。単にものをつくって売るのでなく、形のない体験や考え方を共有することに価値をつけたいと考えている。メンバーによるイベントの企画や参加に対してお給金が用意されることも、まさにお金の自給を推進するための仕掛けだ。

経験や考え方を共有する多様なワークショップの開催は、ここで仕事を生み出す好例。(2018年1月28日開催、いとしまシェアハウスのお味噌作りワークショップ

「家族として暮らしながらプロジェクトを進めるようなチームでありたいと願い、5年でそのベースができた。それをどうやって持続させ、さらに良くしていくか、今がそれを始めるタイミングだと考えています」(浩一さん)

あえて募集のハードルを高くしたそうだが、SNSでの反響はかなり高いようだ。いとしまシェアハウスに共感を得られた方、田舎暮らしを本気で考えている方なら、まず応募資格あり。
ぜひご応募ください。

ご応募はこちら→ https://reallocal.jp/48930

いとしまシェアハウス http://itsmsh.com
(こちらの公式HPより、現在のシェアハウス住人の紹介や、生活の様子を写したたくさんの写真もご覧いただけます)

いとしまシェアFacebookページ
いとしまシェアハウスtwitterアカウント@itoshimashare

■募集職種:
コミュニティマネージャー&シェアハウス管理⼈
(新シェアメイトも募集しています。詳しくは備考をごらんください。)

■給与/報酬:
(1)シェアハウス管理費:1⼈分の家賃全額分のお給料
(2)イベント運営:1回につき5000円(これから⽉2回⾏う予定なので、約1万円予定)
1万円あれば最低限かかる⽉の⾷費光熱費などはカバーできるかと思います(⾷費光熱費などは住⼈の⼈数により変化します)
(3)イベント企画:(2)のイベントを企画した場合、歩合制でお給料が発⽣
※(1)(2)だけで最低限の家賃と⽣活費はまかなえると思っていただいて⼤丈夫です。

■仕事内容:
・地域を含めたシェアハウスの内外でのコミュニティ作り
・シェアハウスコミュニティの持続と活性化のための企画が主な役割
・(情報発信もできればさらに◎︕)

■求める人物像:
・いとしまシェアハウスの理念に共感する⼈
(理念やストーリーなどはこちらから)
・20代
・コミュニティ作りを実践したい⼈
・地域⾏事へ積極的に参加できる⼈
・イベント企画、運営をしたい⼈
・この暮らしをたくさんの⼈とシェアしたい⼈
・経験者待ってます︕

■募集期間:
2018年3⽉末予定 (先着で決まり次第終了します)

■採用予定人数:
1〜2名

■選考プロセス:
書類選考→オンラインor対⾯⾯接→試⽤期間→決定

まずは「real local」のお問い合わせフォームからお問い合わせください。
フォーム「内容・⾃⼰紹介など」には、(1)⽣年⽉⽇、(2)得意分野、(3)応募ジャンル、(4)⾃⼰紹介、(5)PR 、(6)⼊居希望⽇、(7)⼊居希望期間、(8)連絡の取れるお電話番号、(9)メッセージ を、すべてご⼊⼒ください。

<オンライン説明会>
・2/4(日) 14:00-:15:30
・2/11(日) 10:00-11:30
いとしまシェアハウスのtwitterアカウント@itoshimashare より配信いたします。
(暮らしの様子、集落の風景など映像でお伝えします。質疑応答の時間もあり)

<説明会@いとしまシェアハウス>
・2/11(日) 14:00-16:00
(JR筑肥線大入駅、13:45着の電車で来ていただき、駅反対側のマンション空き地に集合)
宿泊希望の方はお知らせくださいませ。(有料)

■その他:
新シェアメイトも募集中です。
ご興味のある⽅はお問合せください。

<新シェアメイト募集の条件>
・いとしまシェアハウスの理念に共感する⼈
(理念やストーリーなどはこちらから)
・20代
・コミュニティ作りを実践したい⼈
・地域⾏事へ積極的に参加できる⼈
・イベント企画、運営をしたい⼈
・この暮らしをたくさんの⼈とシェアしたい⼈
【発信する⼈】
・暮らしを記録/発信/表現できる⼈
【コミュニティ農園管理⼈】
・コミュニティ農園の管理ができる⼈
【ものつくり担当】
・シェアハウスのリノベーションができる⼈
・近辺で取れる⾷材の加⼯、販売ができる⼈
【エネルギー担当】
・薪ストーブやロケットストーブなど⽕の扱いが得意な⼈
・ソーラーパネルなどの設置、管理ができる⼈

<家賃&光熱費の⽬安>
・⼀ヶ⽉3〜4万円(個室、相部屋あり)
・⾷費・ガス・電気・電話・インターネット︓7000〜8000円
(住⼈の⼈数によって変動あり)

<シェアハウスメンバーにもお給料が出ます︕>
(1)イベント運営:1回につき5000円(これから⽉2回⾏う予定なので、約1万円予定)
1万円あれば最低限かかる⽉の⾷費光熱費などはカバーできるかと思います
(⾷費光熱費などは住⼈の⼈数により変化します)
(2)イベント企画:(1)のイベントを企画した場合、歩合制でお給料が発⽣

連載記事一覧
 
おすすめコラム
 
カテゴリホーム
コラムカテゴリー
 
特徴 フリーワード
フリーワード検索
関連サービス
 
メールサービス
 
SNS
 
関連コンテンツ
 
reallocal福岡
R不動産の本
 
公共R不動産のプロジェクトスタディ

公共R不動産の
プロジェクトスタディ

公民連携のしくみとデザイン




公共R不動産のプロジェクトスタディ

CREATIVE LOCAL
エリアリノベーション海外編

衰退の先のクリエイティブな風景




団地のはなし 〜彼女と団地の8つの物語〜

団地のはなし
〜彼女と団地の8つの物語〜

今を時めく女性たちが描く




エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ

エリアリノベーション:
変化の構造とローカライズ

新たなエリア形成手法を探る




PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた

PUBLIC DESIGN
新しい公共空間のつくりかた

資本主義の新しい姿を見つける




[団地を楽しむ教科書] 暮らしと。

[団地を楽しむ教科書]
暮らしと。

求めていた風景がここにあった




全国のR不動産

全国のR不動産:面白く
ローカルに住むためのガイド

住み方も働き方ももっと自由に




RePUBLIC 公共空間のリノベーション

RePUBLIC
公共空間のリノベーション

退屈な空間をわくわくする場所に






toolbox 家を編集するために

家づくりのアイデアカタログ






団地に住もう! 東京R不動産

団地の今と未来を楽しむヒント






だから、僕らはこの働き方を選
んだ 東京R不動産のフリーエー
ジェント・スタイル






都市をリノベーション

再生の鍵となる3つの手法






東京R不動産(文庫版)

物件と人が生み出すストーリー






東京R不動産2
(realtokyoestate)

7年分のエピソードを凝縮






「新しい郊外」の家
(RELAX REAL ESTATE LIBRARY)

房総の海辺で二拠点居住実験






東京R不動産

物件と人が生み出すストーリー






POST‐OFFICE―
ワークスペース改造計画

働き方の既成概念を変える本