境界をほどき、居場所を重ねる
基本情報
- 価格:
- 4,480万円
- 面積:
- 71.76㎡
| 所在地 | 福岡市中央区小笹 | ||
|---|---|---|---|
| 交通 | 西鉄バス「笹丘2丁目」停 徒歩5分 | ||
| 管理費 | 12,600円 | ||
| 修繕積立金 | 21,500円 | ||
物件詳細
福岡市中央区小笹の高台。坂を上りきった先にあるこのマンションは、街の中にありながら、どこか空に近い感覚を持った場所に建っています。
ドアを開けると、そこには既存のマンションのイメージを心地よく裏切る空間が広がっていました。
設計を手がけたのは、「STUDIO MOUN」。建築、インテリア、家具、照明、素材、工芸、アートを横断しながら、人と空間との関係だけでなく、その場で生まれる感情や振る舞いにまで目を向けながら設計を行う空間設計事務所です。
もともとは廊下によって各居室が接続された、ごく一般的な3LDKの住戸でした。しかし、この住戸が本来持っていた魅力は、個室の中に閉じ込められたものではありません。
計画では既存の間仕切りを取り払い、住戸全体を一つの空間として再構成。ただし、その目的は単純なワンルーム化ではありません。目指したのは広さそのものではなく、多様な居場所や関係性が生まれる状態をつくること。
その考え方を象徴しているのが、住まいの中心に配置された水廻りのボリュームです。浴室やトイレといった私的な機能を一つの塊としてまとめながらも、壁や天井からわずかに切り離して配置することで、光や風、人の気配が住戸全体を巡る構成となっています。
その周囲を歩くたびに、視界は少しずつ変化します。窓の向こうに広がる景色が断片的に現れ、人の存在を感じながらも、すべてが見通せるわけではない。
見えることと見えないこと。つながることと隔てられること。その絶妙なバランスによって、空間には実際の面積以上の奥行きと豊かさが生み出されています。
窓辺に腰掛ける。本を読む。仕事をする。
あるいは、ただ景色を眺める。
特定の機能によって定義されない場所があることで、暮らし方そのものが住まいに合わせるのではなく、住む人によって更新され続けていくような印象を受けます。
空間の中心には、ダイニングテーブルと一体となった大きなキッチンが据えられています。料理をするためだけの設備ではなく、人が集まり、会話が生まれ、時間を共有するための場として計画されたものでしょう。住まい全体の重心が自然とここへ集まり、日々の営みの中心となる姿が想像できます。
さらに、ワークスペースやリビング、ベッドスペースの間には、灯りを内包した円柱状のファブリックが配置されています。
それは壁でも家具でもありません。空間を明確に分節するのではなく、光や視線、身体的な距離感を柔らかく調整する存在。
一人で過ごす時間と誰かと過ごす時間。開放感と包まれる感覚。そのどちらかを選択するのではなく、両者のあいだを緩やかに行き来できるよう設計されています。
風が抜けること。
光が移ろうこと。
景色が暮らしの中へ入り込んでくること。
この住まいは、機能によって部屋を定義するのではなく、人と風景、人と光、人と人との関係性を丁寧に編み上げながら構成されています。
高台の風景とともに呼吸するような住まい。
そこには、住まいを「部屋の集合体」としてではなく、「居場所の連なり」として捉える、新しい住空間のあり方が示されているように感じました。
| 価格 | 4,480万円 | 建物面積 | 71.76㎡ |
| 管理費 | 12,600円 | 修繕積立金 | 21,500円 |
| 所在地 | 福岡市中央区小笹 | ||
| 交通 | 西鉄バス「笹丘2丁目」停 徒歩5分 | ||
| 建物構造 | 鉄筋コンクリート造 7階建て | 所在階 | 7階 |
| 築年 | 1999年 | 土地権利 | 所有権 |
| 面積 | 都市計画 | 市街化区域 | |
| 用途地域 | 建蔽率/容積率 | ||
| その他費用 | 取引態様 | 媒介 | |
| 設備 | 都市ガス/キッチン(3口コンロ)/食器洗乾燥機/浴室暖房/追い焚き/温水洗浄便座/TVモニター付きインターフォン/エレベーター/防犯カメラ | ||
| 備考 | ペット不可/総戸数:37戸/現況:居住中/引渡時期:相談/校区:福岡市立小学校(1,200m)、福岡市立平尾中学校(1,100m)/小笹中央公園への居住者専用入り口あり/駐車場あり(敷地内:月額8,500円) | ||
| 情報修正日時 | 2026年7月17日 | 情報更新予定日 | 2026年10月31日 |
