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波音響く、呼子の余白

 
価格:
2,600万円
面積:
2,080.65㎡(土地)
所在地: 佐賀県唐津市呼子町
交通: 昭和バス「殿ノ浦」停 徒歩10分
管理費 なし
修繕積立金: なし

玄界灘を望む港町・呼子。イカの町として知られ、旅館業でにぎわったこの町は、かつて捕鯨の基地としても栄えていました。現在も街のあちこちに鯨のモニュメントが点在し、ふとした風景のなかに、その記憶を見つけることができます。


今回ご紹介するのは、その呼子の海辺、殿ノ浦という入り江にひっそりと残された約2,000㎡の土地です。まちの喧騒から少し離れ、まるで海と空の境目にそっと置かれたような場所。かつてここは、海魚の工場として使われており、今も建物の奥にいけすが残されています。


敷地内には小屋もありますが、かなり老朽化が進んでいるため、再活用というよりは、一度更地にして、ゼロから自由に設計していく前提で考えるのが現実的。整った設備があるわけではなく、インフラ面も含めて準備から始める必要があります。


隣には、地元で長く親しまれてきた「清力旅館」があり、15分ほど歩けば、呼子朝市通りに出られます。まんじゅう屋さんに八百屋さん、喫茶店まで、昔ながらの商店が並び、観光客だけでなく、地元の人の暮らしも垣間見えるエリア。観光地化しすぎず、素朴な空気が、とても心地よく感じられます。


そして、目の前に広がるのは、どこにも代えがたい特別な風景。

昼間は波音と風の音だけが響き、ふと見上げると、呼子大橋の白い橋脚が遠くに浮かんで見えます。夕方には、対岸のまちに灯る明かりが水面にゆらめき、そして夏の夜には、この場所から真正面に、呼子の花火大会を眺めることができ、誰にも遮られない、まるで自分だけの特等席です。


この土地は、住宅地というよりも「滞在する」ことを楽しむための拠点としての方がイメージしやすいかもしれません。一日一組限定の宿、小さなサウナや釣り体験、アーティスト・イン・レジデンス…。思わず妄想が広がりますね。


すぐに何かができる場所ではありません。でもこの場所には、手をかける余白があり、過去の記憶が残っていて、そしてなにより、海と空が広がっている。


呼子のはずれで、海と風とともに、新しい時間をはじめてみませんか。


※敷地内建物は未登記です。売主による登記は行わず、現況での引渡しとなります。

価格 2,600万円 専有面積 2,080.65㎡
管理費 なし 修繕積立金 なし
所在地 佐賀県唐津市呼子町
交通 昭和バス「殿ノ浦」停 徒歩10分
建物構造 所在階
築年 土地権利 所有権
土地面積 2,080.65㎡ 都市計画 非線引き区域
用途地域 その他(無指定地域) 建蔽率/容積率 70%/200%
その他費用 取引態様 媒介
設備 プロパンガス/上水道引込可(前面道路に配管あり)/下水道:隣地まで整備済(敷地内へ引込未了)
備考 地目:宅地/引渡時期:相談
情報修正日時 2025年4月9日 情報更新予定日 2025年5月9日
※掲載の情報が現状と異なる場合には、現状を優先するものとします。