住宅 | ||||||||||||||||||||
建築士が叶えた理想の暮らし |
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
♦︎価格改定されました♦︎ 長年、大手住宅メーカーで建築士として活躍されていたオーナーさん。家づくりの達人である彼が“やりたいことを全部詰め込んだ”という空間は、素敵やかっこいいという表現では陳腐な気がして形容する言葉がなかなか見つかりません。たくさん見ていただきたく写真を普段より多めに載せています。 九州のいろんな県で暮らしてみた結果、終の住処として選んだのは大分県別府市。別府インターから車で10分程度という利便性と、遠くの山や海を見渡すことのできる高台ならではの美観を兼ね備えています。高齢になっても無理なく暮らすため、病院が多いことや買い物のしやすさも決め手のひとつだったという。周囲には県外からの移住者や別荘としての利用も多く、一軒一軒たずねて歩きたいほど立派なお家が並んでいました。 「昨今の住宅は機密性と断熱性に優れていることが重要視されている。窓を閉めれば、外の音がピシャリとやみ、隙間風もなくエアコンで適温の室内は、暮らしやすいけれど、冷蔵庫や水槽の中で生活しているような息苦しさも同時に感じる。自然の恵を全身で感じるような家にしたかった。」と語るオーナーさん。 主として、金物を使わず木組みの柔軟性を活かした“伝統工法”を用いながら、傾斜地という立地に合わせて“在来工法”の筋交いや強固な基礎を融合させてハイブリットな工法を採用しています。 どこにいても景色がみえるようにと、間仕切りや建具はほとんど使われていません。別府を一望できるリビングの大きな窓はなんと木製。通常、アルミや樹脂で作られることの多いサッシですが、眺望を優先したい時に視界の邪魔になることも。木製サッシは隙間風が入ってくるという欠点はあるものの、自然に溶け込む風合いは、それを超える長所となっています。 床、壁、天井に使用した杉の無垢材のおかげで室内に木の香りが広がり、湿度の調整をしてくれるので、ジメジメとした不快感がなく快適に過ごせているそうです。 見た瞬間、思わず歓喜したのは、旅館のような立派な温泉。専用鉱泉地から引き込まれたかけ流し温泉でいつでも好きな時に入れるという夢のようなくらしができるなんて。窓からみえる借景とかけ流しの音が、このひと時をより贅沢なものへと昇華します。 リビングには温泉熱を利用した床暖房を設置。熱源が温泉のため電気式やガス式に比べ低いランニングコストで維持できる画期的なシステムです。 オーナーさんが造園した立派なお庭は、メジロやウグイスなどの野鳥が遊びにきます。掃除、剪定、除草と日々の手入れは大変ですが、毎日見ているからこそわかる植物たちの生長、生命力に驚き、励みになっているそうです。 斜面が北に面しているため直射日光ではなく、やわらかな光が1日中差し込みます。街並みと山に朝日がきらきらと輝く様子、もくもくと上がる湯煙、日によってことなる夕焼けの色、刻々と変化する様子は、見飽きることがありません。 日々、タスクに追われるように暮らしているわたしにとって、TVやスマホのスクリーンを見ずに、目、耳、肌で自然を感じる時間はこの上もなく贅沢でした。 ※建築協定により民泊としての使用は不可。 |
玄関から見た様子。 |
冬には囲炉裏を囲んで鍋でもしたいですね。 |
玄関の雰囲気も良し。 |
杉の無垢材を使用。 |