【価格改定しました】 別荘地の建物でよく見かける大きな吹き抜け空間。実は日常にこそ欲しいものの一つだったりします。一般住宅で目にする機会は意外に少ないんですよね。
ご紹介する当物件は、非日常を求めた別荘物件としては比較的ノーマルな造りだと思いますが、リビング上の吹き抜けの開放感はやっぱり気持ち良い。
そして・・・さっきから胸がざわつくのは、ニコイチ、つまり2戸で1棟の戸建て感覚と、それを丸ごと所有する面白さ。壁を隔ててそれぞれ海に面した反転タイプの間取りの集合住宅なんです。
現オーナーは、1戸を自宅に、もう1戸を親類やごく親しい友人家族のゲストルームとして使っていました。家族構成やライフサイクルの変化に伴い今回の売却となったものです。内部写真はこのゲストルームのものです。
「この空と海の眺めにはほんとうに癒されました。自分自身をリセットできるんです」
糸島で30年余りにわたり創作に励むオーナーの実感こもる言葉です。
玄界灘を望むこの別荘地も、昭和、平成と時を重ねて、かつてのバブリーな色合いから落ち着いた住宅地へ、そのイメージは大きく変わりました。いや、こちらの捉え方が変わったと言うべきかもしれません。
別荘、今ならさしずめ2拠点生活でしょうか。むしろこちらに定住するという選択肢も当然あるわけです。
いずれにせよニコイチの使い方を考えるのは楽しみでもあり、悩ましいところ。
一方を趣味の部屋にする、また業種によっては仕事場にする。あるいはそのまま2世帯住宅として使うか。民泊などの運営はできませんが、一方を賃貸として貸し出すことは可能です。
留意点は、前面道路から玄関までかなり長い階段を上る必要があること。この点、体力的、精神的に対応できる方に限られるかと。
また室内外ともに経年劣化が見られる箇所もありますが、鉄筋コンクリート造の躯体はしっかりしている印象。
ともあれこの海と空の広がりは格別です。
※居住中につきご案内は事前の日程調整が必要です。また室内への立ち入りはゲストルームとして使用中の部屋のみとします。
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