住宅 | ||||||||||||
旅路のスペクタクル |
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紅葉の時期までにご案内が組めるよう公開したいと、そんなことばかり考えていた最近です。 赤坂けやき通りの終点にあるマンションで、六本松方面と大濠方面に分岐する交差点前に建っています。用途地域というと小難しいかもですが、隣地とこちらの境界から先は、法令による建築可能な規模に違いがあるため、結果として隣地から大濠方面にかけて視線を遮る建物がないのです。しかも、2019年の大規模改修を機に共用部まで素敵な姿へと生まれ変わっているという・・・ その中にあって当物件は6階の角部屋。全37戸を見渡しても、このポジションがベストな眺望の持ち主ではないかと感じています。 いわゆる目線の話で、例えば、同じ角部屋でも低層階や高層階では得られないであろう独特な臨場感があり、まさしくオンリーワンと言えるからです。そして、それは同時にプレミアムとも。 室内は、デザイン感度の高い前オーナーによって約20年前にリノベーションされています。そのベースに対し、こちらも抜群のセンスで大きくアップデートをかけたのが現オーナー。 海外移住を理由に取得後約2年で売却することになったものの、「周辺環境も含め、ここでの暮らしを重ねていくに連れて充実感が高まる一方でした。手放すのは本当に惜しいけど、私たちと同じように心から気に入ってくださる方にお譲りしたい。」とのこと。 ちなみに、キッチンにはtoolboxの商品を採用していただきました。ラワン製のラフな表情は木目プリントでは再現できない魅力があり、良い意味で優等生すぎない佇まいがヴィンテージの空気感によく馴染んでいます。 その世界観は室内デザイン全体にも通じる要素であると考えていて、嫌味のないシンプルな雰囲気かつ垢抜けた仕上がりをご覧いただければ、納得していただけるでしょう。また、護国グリーンや舞鶴公園の大木との相性をとっても、量産型の内装ではここまで高めきれないかと。 広さこそ約65㎡の2LDKと、大人の2人暮らしを中心に実用的にハマる世帯は限られますが、ゆとりある単身暮らしや、セカンドハウスとしてもニクイ存在です。 注意してほしいのは、ヴィンテージならではのクセは多い集合住宅であるということ。窓サッシは当たり前な顔して建付が悪いですし、お風呂は極端にコンパクトな設計です。また、給湯器が屋外ではなくキッチンスペースにあることなどは、シンプルにどうすることもできないネック。だからこそ、そこに固執せず「昔っぽいね〜」なんて笑ってスルーできるくらいのスタンスは求められます。 とは言え、この立地自体、重鎮たる存在だからこそ与えられた席であり、自分自身の心が価値を感じているのならば、それはもう虜になってますので。 きっと、歴代オーナーがそうであったように、ほかの陳腐な要素に惑わされるだけ悪あがきなのかもしれません。 ※駐車場の空き状況については、ご契約までに変動する可能性があります |
初見で一気に引き込まれるリビング。2面採光で明るい。 |
和室とリビングのコントラスト。テイストが違うことを感じさせない、秀逸なデザイン。 |
マンションファサード。素敵に更新されたサインが所有欲を満たします。 |
和室。シンプルに一言。ヤバい。 |
専有面積 | 64.48㎡ | ||
所在地 | 福岡市中央区赤坂 | ||
交通 | 地下鉄七隈線「六本松」駅 徒歩12分 地下鉄空港線「赤坂」駅 徒歩16分 |
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建物構造 | 鉄筋コンクリート造 10階建て | 所在階 | 6階 |
築年 | 1974年 | 土地権利 | 所有権 |
面積 | 都市計画 | 市街化区域 | |
用途地域 | 近隣商業地域/第二種住居地域 | 建蔽率/容積率 | 76%/280% |
設備 | 都市ガス/システムキッチン(3口コンロ)/食器洗浄乾燥機/温水洗浄便座/浴室乾燥暖房/エレベータ |