物件詳細情報
 
この物件は成約済みです

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百年の歴史と町家を受け継いで

 
面積:
208.24㎡(建物)
191.83㎡(敷地)
  
所在地: 福岡市博多区下呉服町
交通: 地下鉄箱崎線「呉服町」駅 徒歩9分

時代とともに開発の波に晒され失われつつある昔ながらの街並み。スクラップ&ビルドで古き良き時代の建物は新しい建物に姿を変え立ち並びます。


昭和通りと那の津通りをつなぐ堅町筋。この下呉服町エリアもまた然り、新しい建物の中に古き良き佇まいを美しく残す物件があります。


大正初期に建築されたと推定されるこちらの物件。正面外観はガラス戸建てに戸袋、2階は格子立ての両脇額入り戸袋構え。内部のガラス戸も綺麗に残されています。2階の軒は彫刻された肘木で出桁(だしけた)が受けられており、とても趣のある外観。


そして、一歩脚を踏み入れると「こんな場所がまだ残っていたなんて…」と驚きと感動に包まれます。


それもそのはず。実は、文部科学省より登録有形文化財に登録されている建物。


土間が広がり、町家の特徴とも言える「通り庭」が奥へ奥へと続いています。押入は板戸、板床と古式を残しとても綺麗に磨き上げられ、欄間・松葉組子の建具なども旧状のまま。昭和15年頃から約50年間製菓問屋を営まれていたそうです。


昔は、ここに坪庭があって、ここで職人さんと一緒にご飯を食べて、雨が降った時にはここに水を貯めて遊んだり…と聞いている私もその情景が思い浮かぶ素敵な思い出が詰まった建物。


時代や生活スタイルの変化によって、部分的に改修された箇所もありますが、オーナーさんの大好きなおじいちゃんが建てて、大切に大切に保存され受け継がれてきました。この想い入れのある建物を後世に承継してほしい。


今回、有形文化財として残していく為に、既存を活かす方針で活用していただける方を対象といたしております。

(1階はダイニングキッチンの途中まで、2階は3間続く和室(表座敷・中座敷・奥座敷)と奥座敷の奥の廊下あたりまでが、文化財として登録されています。登録部分以外の改修に制限はありません。)


国土開発や都市計画の進展,生活様式の変化等により,消滅の危機に晒されている歴史上価値のある建物を残していくということは、心意気も資本力も相当なものが必要で、簡単ではないと思います。ただ、歴史的に価値のあるこの建物をできるだけ永く受け継いで欲しい。


我こそはと志ある方の挙手をお待ちしています。



※建物面積208.24㎡は登記簿下記建物を合わせた平米数です。現状と異なる可能性がございます。


種類:店舗・居宅

構造:木造瓦葺平屋建

床面積:49.58㎡


種類:工場

構造:木造瓦葺平家建

床面積:29.75㎡


種類:居宅

構造:木造瓦葺2階建

床面積:1階 19.83㎡ 2階 19.83㎡


種類:居宅

構造:木造瓦葺2階建

床面積:1階 29.75㎡ 2階 59.50㎡

建物面積 208.24㎡
所在地 福岡市博多区下呉服町
交通 地下鉄箱崎線「呉服町」駅 徒歩9分
建物構造 木造 2階建て 所在階 1-2階
築年   土地権利 所有権
敷地面積 191.83㎡ 都市計画 市街化区域
用途地域 商業地域 建蔽率/容積率 80%/400%
設備 都市ガス/電気/上下水道/井戸
※掲載の情報が現状と異なる場合には、現状を優先するものとします。