賃料：

9万5,000円

面積：

54.51㎡

愛宕の坂を少し登った先にある、大きなマンション。ふだんの移動はちょっと大変かもしれません。でも、それを差し引いても、この場所の気持ちよさには、心惹かれてしまいます。

外観や共用部には、少し年季を感じるところも。でも、玄関の扉を開けた瞬間、ふっと空気が変わるんです。

広めの土間を抜けると、白い壁にオークのフローリング。天井はあえて少しラフに仕上げられていて、いい意味で“整いすぎてない”空気感。

設計を手がけたのは、オーナーの奥さま。マンションのリノベーションに長く携わってきた建築士さんで、たくさんの「こうだったらいいのに」を見てきたからこその、細やかな工夫が部屋のあちこちに散りばめられています。

たとえば寝室の壁。まっすぐではなく、ほんの少しだけ斜めに角度がつけられていて、キッチンからも窓の景色が見えるように設計されています。壁で視界を遮らず、ぬけ感のある心地よさをつくり出しているんですね。言われなければ気づかないかもしれませんが、気づいたときには「なるほど」と思えるような、さりげない仕掛けです。

寝室にはキングサイズのベッドも余裕で置ける広さがあります。照明はベッドの両サイドに配置されていて、寝転んだときにまぶしくないように配慮されているのも嬉しいポイント。

そして、特注サイズの腰高窓から見えるのは、山と街と空が重なるような景色。時間帯によってまったく違う表情を見せてくれるから、きっと毎日、眺めてしまうはず。

その窓のそばには、造作のデスク。ワークスペースとしても、ドレッサーとしても使える、ちょうどいいサイズ感です。

玄関の土間もゆったりめで、自転車やサーフボード、アウトドアグッズもすっきり収まります。電動自転車の充電用コンセントも完備。自転車とサーフィンが好きなオーナーさんのこだわりが光るポイントです。

贅沢なひとり暮らしにも、まだ小さなお子さんがいるファミリーにも、ちょうどいいサイズ感。徒歩2分の場所に駐車場も確保されています。

自然の心地よさと、室見駅まで徒歩8分というアクセスの良さ。そして、この空間デザイン。この組み合わせは、なかなか出会えないかもしれません。

最初に「坂道」と言いましたが、実際に登ってみると、それすらちょっとした楽しみに思えてくるかも。気になる方は、ぜひ現地で試してみてください。