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news 2019.8.27
 
9/9トークイベント「里山に人は住み続けられるのか?いま、森とまちの循環を考える。」〜八女里山住宅の事例を通じて〜
長谷川 繁(福岡R不動産/DMX)
 

※本イベントは終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

ひと昔前の田舎暮らしと言えば、定年後の余生をゆっくりと田舎で…そんなイメージが湧いたものです。しかし、最近では様々な社会背景や価値観の多様性とともに比較的若い世代の田舎暮らしが増加傾向。一方で、自然豊かな田舎では、高齢化や人口減少、またそれに伴った森林の荒廃など地域消滅が危惧されるような問題を抱える地域が増えています。
今回は、そんな課題に向き合い、八女市の中山間地で始まった里山住宅の取り組みを事例に、その仕掛け人でもある「トビムシ」代表の竹本吉輝さん、八女で地域文化商社を目指し活動されている「うなぎの寝床」代表の白水高広さんを迎え、里山の風景を守っていく森林のこと、人の営みをつないでいく移住のことをテーマにディスカッション。ぜひご参加ください。

(八女里山住宅の舞台、上陽町久木原地区の風景)

里山の風景を守っていくこと

里山と言うと、広がる田畑の中に集落があり、川が流れ、里人が木を採りに行く山があり。日本人の心の故郷のような風景を思い浮かべますか?
日本では、遥か昔から里の人々は里山から薪・炭などのエネルギーや、建材などの材料、木の実やキノコなどの食料を手に入れると同時に多様な生物との共生を続けてきました。古くは縄文時代から、人々は森でドングリを採取し、アク抜きを行って食料にし、木を伐採して日を燃やして暮らしていました。

このように里山は、様々な生物の生息・生育環境として、食材や木材など自然資源 の供給、良好な景観・文化の継承の観点からも重要な地域とされていますが、里山がある地域は人口減少・地域消滅に向かう現実があります。

八女で始まった里山住宅のプロジェクトは、純粋に不動産事業をすることだけを目的としたものではありません。そもそも、きっかけとなったのは、八女市が民間企業と協働し八女の森を守り、未来へ繋げていくための林業活性化に力を入れ始めたこと。そこから派生し、森林再生を手がける株式会社トビムシを中心に福岡R不動産チームも参画、その他いくつかの民間企業が主体となって地域課題に対する取り組みを始め、その最初の試みが今回の里山住宅だったというわけです。
地域資源を活かし、地域の営みを活性化させることで里山の風景を守ろうとしています。

(里山の賃貸住宅、「里山ながや・星野川」)

地域のもの・こと・人を循環させる。

最近では、比較的若い世代の田舎暮らしが増加傾向にあります。ただ、里山エリアへの移住を考えたときに、民間の賃貸物件はほぼありません。市場性がないと考えられているためでしょう。

その問題を解消・発展すべく昨年6月に八女市上陽町に誕生したのが里山の賃貸住宅(名称:里山ながや・星野川、設計:アトリエ・ワン)です。建物は板倉構法という伝統的な施工方法でつくられた木造長屋住宅。

このプロジェクトでは、古くから培われてきた八女の職人の技術、良質な八女の木材、自然豊かな八女の風土を最大限活かし、まずは地元・八女で木材を消費すること、地域活性に寄与すること、移住者を迎え入れ人と地域が繋がる暮らしを実現することを目指しています。また、そんないくつもの要素から地域循環型の社会を顕在化するひとつのモデルとして、民間資本をベースに、地域の行政区及び八女市と連携、一体となって地域の活性化に取り組んでいます。

(福岡県下1番の広さを誇る八女の森林)

(八女で育った良質な材木がふんだんに使われています)

また、移住と言っても問題は家のことだけではありません。田舎暮らしを始めた人たちは、仕事はどうしているのでしょうか?
農業?林業?伝統工芸?IT?「仕事」がないと生活も成り立たない中、既存の仕事で生きて行くのか、新たな仕事を創出するのか考える必要もあります。 実際、自然豊かな里山暮らしをしたいと移住を考えたときに、空き家の確保やリノベーションのハードル、地域のルールや受け入れ環境の問題、仕事の問題などで、二の足を踏むというような実情があります。

ただ、建物を作っただけでは、里山暮らしは成り立ちません。 現代の文脈にしっかり寄り添いながら、里山とまちの「もの・こと・人」の循環の新たな流れを生んでいくことが、今後必要になってくるのではないでしょうか?

そんな地域の営みや課題を、より広い視野で考えてみたい!ということで、今回、八女で林業や里山住宅のプロジェクトを仕掛ける「トビムシ」の竹本さん、八女で地域文化商社として活動する「うなぎの寝床」の白水さん、行政と協働での移住促進事業を始め里山住宅の運営サポートをしている私、「福岡R不動産」長谷川の3者による、トークイベントを開催させていただく運びとなりました。どうぞみなさまお気軽にご参加ください。

(左より白水さん、竹本さん、長谷川)

■日時:2019年9月9日(月) 19:45〜21:20(開場19:30)

■会場: HOOD天神:福岡市中央区天神1−15−5-1F(MAP

■参加費:500円(1drink付)

■定員:40名

■参加方法:事前予約制 ※以下のリンク先にてお申し込みください

「9/9 「里山に人は住み続けられるのか?いま、森とまちの循環を考える。」トーク申込フォーム」

■主催:八女里山賃貸株式会社、株式会社うなぎの寝床
■共催:八女市、株式会社トビムシ、株式会社DMX
■協賛:HOOD天神


【タイムスケジュール】
19:30 開場

19:45 クロストーク
「里山に人は住み続けられるのか?いま、森とまちの循環を考える。」
〜八女里山住宅の事例を通じて〜
ファシリテーター▶
・白水高広(株式会社うなぎの寝床 代表取締役)
スピーカー▶
・竹本吉輝(株式会社トビムシ 代表取締役、八女里山賃貸株式会社 取締役)
・長谷川繁(福岡R不動産 共同代表、八女里山賃貸株式会社 代表取締役)

21:00 質疑・懇親

21:20 閉場

■ファシリテーター:
白水 高広(株式会社うなぎの寝床 代表取締役)
1985年佐賀県生まれ、大分大学工学部福祉環境工学科建築コース卒業。福岡県南部・筑後地域の商品開発やブランディングを行う「九州ちくご元気計画」の主任推進員として経験を積む。任期を終え2012年7月にアンテナショップ「うなぎの寝床」を立ち上げる。地域に足りない要素や機能を考え実装する地域文化商社を目指し活動しており、お店の運営、メーカー的側面、企画、制作、他地域との交流・交易など幅広く活動する。


■ゲストスピーカー:
竹本 吉輝(株式会社トビムシ 代表取締役、八女里山賃貸株式会社 取締役)
株式会社トビムシ代表取締役。1971年生まれ、神奈川県出身。外資系会計事務所、環境コンサルティング会社の設立等を経て現職。全国各地で、地域の自立性を担保するため、林業・木材業の入り口から出口までをトータルにデザインしている。2009年株式会社トビムシを設立。同年、岡山県西粟倉村で西粟倉村と「株式会社西粟倉・森の学校」を設立。13年に東京都奥多摩町で森林所有者、チームネット、ディー・サイン、R不動産と「株式会社東京・森と市庭」を設立。15年に岐阜県飛騨市で、飛騨市、ロフトワークと「株式会社飛騨の森でクマは踊る(ヒダクマ)」を設立。18年に愛媛県内子町で、地元既存会社を再編し、「株式会社内子・森と町並みの設計社」を設立。19年に福岡県八女市でカヤックと「八女・流域資本株式会社」を設立。専門は環境法。国内環境政策立案に多数関与。同時に、財務会計・金融の知見を加味した環境ビジネスの実際的、多面的展開にも実績多数。立法(規制)と起業(市場)で双方の現場を知る。


■トークスピーカー
長谷川 繁(株式会社DMX/福岡R不動産 共同代表、八女里山賃貸株式会社 代表取締役)
1979年生まれ、福岡市出身、太宰府市育ち。2008年株式会社DMXに入社、福岡R不動産運営メンバーに加わる。不動産や空間、建築を切り口として街に新しい文化や価値をつくることをミッションに事業展開。アートインキュベーション施設「FUCA」、ローカルメディア「reallocal福岡」の運営や2011年からは行政と協働でトライアルステイなどの移住定住促進事業を実施。2015年に株式会社DMX(福岡R不動産)共同代表に就任。那珂川市南畑地区の移住促進事業に参画、行政運営の空き家バンク「SUMITSUKE那珂川」をプロデュースし運営サポートを行っている。2017年に八女里山賃貸株式会社を共同設立し民間主導による移住サポートや地域活性化の事業活動等も進行中。

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