面積：

136.99㎡

福岡市早良区の百道にある、世界の名建築家7人による集合住宅が並ぶ通り、通称「世界の建築家通り」。その入り口を飾る朱色のモダンな建物が今回の物件、ネクサス百道マイケル・グレイヴス棟。その名の通り、アメリカの建築家マイケル・グレイヴス氏が日本で最初に建てた集合住宅である。

コラムの写真を見て、「え？これマンションやったと？」という方。今後友達との会話で、「知らんと？住めるとよ。しかも名建築ばい。」「誰が設計したと？」「・・・・。」と知ったかぶりをしないように、しっかりと名前を覚えてくださいね。もう一度言います。

アメリカの建築家マイケル・グレイヴス氏です。

実は同氏、福岡県内にて手がけた作品が合計7棟あるという福岡loverなんです。ここでは敢えて、他の6棟には詳しく触れませんが、どれも特徴的なモダン建築なので見ればすぐにわかるかと。ちなみに百道エリアにもう1棟あり、都市高速に乗ったことがある方は必ず視界に入っております。

さて、前置きが長くなりましたが、名建築に住めるチャンスが訪れましたよ。

先にお伝えしておきますが、オーナーさんの引越しが完了しておらず、荷物がそのまま残っているため、写真は少なめになっております。

内装は、建築当時のオリジナルのまま。広さは136.99平米で間取りは4LDK。広さ100平米超えが珍しいマンションにして、圧巻の広さ。キッチンからの「ご飯できたよー」という声は一番奥の洋室までは届かないほど。すいません、なんだか庶民的な例えをしてしまう自分が恥ずかしくなってきました。

床材、建具、冊子、照明・・・。なぜここにこれをチョイスし、どういう意図があるのか、詳しい解説を名建築マニアにお願いしたいのが本音です。（ぜひ説明します。という親切なお方お願いします。）

ちなみに百道は、”福岡にしかつくれない街”をテーマにしており、学校・図書館・博物館と文教区でありがながら、緑豊かな公園と海水浴場がある自然も程近いエリア。美しい景観維持のために、電線を地中埋設化したり、ボンエルフと呼ばれる住む人のふれあいを生む道路を実現するなど、理想の高い街づくりを展開しています。

「ついにこの時がきたか」と、頭によぎった方。ぜひとも現地でお待ち合わせいたしましょう。