川と川に挟まれた三角州、まるで水に浮かんでいるような立地の中洲中島町。
博多区なんですが、ちょうど中央区との境目に位置しているので、家を出て、少し歩けばもうそこは天神。そんな場所に今回の可愛らしい真っ白なレトロ物件があります。
都市部の開発ラッシュを横目に、どこか懐かしさを覚えるレトロな風貌に惹かれるものを感じてしまい、吸い込まれるように室内に入っていってしまいました。
そんな気持ちを裏切らず、「あれ?タイムスリップしちゃった?」と一瞬混乱してしまうような、ザ・昭和レトロな内装。
それは高層ビルが立ち並ぶ中心部にギャップを感じたからなのか、それともこの物件に向かうまでの道のりで中洲の歓楽街を通ってきてしまったからなのか。
ええい、そんなことどうだっていい、とにかくこのお部屋に魅力がたっぷり詰まっていることは確かだ。
時を経て色濃くなったフローリングにも愛着が湧いてしまう。浴室扉まで同じトーンの木扉で、これを開けるとお風呂はもちろんバランス釜!
豆電球がこれほど似合うものなのか。と、そんなところにも少し感動を覚えている。
タイムスリップの理由を紐解いて見てみると、まさに全てがこのレトロ感に詰め込まれているわけです。
しかも、外を眺めると抜け感もそれなりにあって気持ち良いのですが、物件前の料亭がいい雰囲気で昭和。庭園の鮮やかな緑たちがちょうどよく視界の中に入ってきてくれるではないですか。
お伝えしたいのは建物自体も共用部も清潔感はすごくあって、レトロ=ただの築古物件ということではございませんので、愛のあるレトロ、この雰囲気を存分に味わってください。 |