賃料：

12万8,000円

面積：

54.28㎡

コンクリート壁×無垢床でモダンな雰囲気のこちらのお部屋。スタイリッシュな空間であることは一目瞭然ですが、私がおすすめしたい理由はそれだけではありません。

そのひとつが外断熱工法です。外断熱って簡単にいうと家全体を断熱材でまるっと包み込んでいる“魔法瓶”みたいな構造。日本のマンションの多くは内断熱が使われているので、コンクリート剥き出しの部分に断熱材が入れられず、外気の影響をもろに受けてしまい、「コンクリートってかっこいいけど、冬寒いよね。結露するしね。」なんて問題が発生するんです。外断熱のこのマンションは外気の影響を受けにくいため、1年中安定した室温が保てる仕組みになっています。

また、床や建具に“国産無垢杉”、壁には“漆喰”と自然素材を使用。これらは見た目が美しいだけでなく、湿度調節を得意とし、住み心地に一役買う存在です。

ちなみに、床、扉、玄関ドアの取っ手、クローゼットのポールまで手に触れる部分が徹底的に無垢材で出来ていて、ついつい撫でたくなるような、触り心地に毎日癒されるはず。

室内の建具はすべて引き戸になっており、モダンなのにどこか和の要素を感じるのは、この引き戸と木製の建材という日本ならではのコンビネーションのおかげかと。

個人的にすき！となったのは、部屋面積に対してゆとりある玄関スペースです。併設した収納スペースもあるため、玄関をすっきりと保てそう。家の顔となる玄関が広々としていることで、不思議と豊かな気持ちになれますよね。

コンクリートと漆喰に無垢材を融合することで、嫌味のない、落ち着きのある意匠となっており、建築家のセンスを感じます。

この空間に出会い、「本物」を使い、「もどき」では出せない趣が好きなんだと改めて気づきました。

「本物」好きのあなたにぜひ借りていただきたい、そんな物件です。