価格：

2,690万円

面積：

66.24㎡

♦︎価格改定されました♦︎

福岡のお出かけスポットといえば、太宰府天満宮、大濠公園などいろいろありますが、私の推しは福岡市動植物園。特に植物園が好きで、ジャングルを再現した熱帯エリアや何十もの品種が並ぶバラエリア、日本庭園など広大な敷地に見どころが満載です。

そんな動植物園に行く途中の坂道で、“Theヴィンテージマンション”と言える可愛らしい物件があります。写真の外観から、見たことある！と思われた方も多いのではないでしょうか。

白いモコモコの外壁、アーチ型のバルコニー、S字のアイアン柵、そのどれもが昨今の建築ではあまり見ることのないデザインです。

戸建てに住むことが一般的だった建築当時、マンションに住むこと自体、一種のステイタスでした。ただ、西洋建築を模倣としたデザインを見る限り、そんな時代背景だけが羨望のまなざしを集めた理由でないこともよく分かります。

「浄水通りの象徴として、いつまでも残り続けてほしい」という想いで幾度となく修繕され、今なお輝き続けているのです。

当時の面影を残す外観とは打って変わって、室内は使い勝手がいいようにフルリノベされています。通常、窓のない居室にはエアコンの取り付けが難しいのですが、工夫と職人さんの努力で、全部屋取り付け可能に。その他にも広いキッチンや廊下の収納庫など快適に過ごせるようにデザインされています。

1階にある美容室は、みんなの集い場になっていて「〇〇さん、こんにちは」「△△さん、奥さんの体調どう」というやりとりを真当たりにしました。今でもこんなにご近所付き合いがあるなんて素敵だなぁ。しかも中央区のマンションで。

通りには、カフェや公園、教会、冒頭に出てきた動植物園があり、散策するにはもってこい。見晴らしのいい坂道は、歩いているだけで気分がいいものです。

通りの雰囲気も相まって、目の前を通るたび「いいなぁ」と、ついつい足を止めてしまいます。このエモーショナルな風景がいつまでも続きますように。