【価格改定されました】
今回の主役は桜坂の高台から南斜面に少し下った所に佇む、白とブルーのコントラストが素敵なレトロマンション。
桜坂駅からこの場所へ向かう場合、坂道を登って下ってと丘越えの道のりになりますが、頑張った分、その先には南斜面ならではの日当たりと爽快な眺望を手に入れることができるわけです。
そんな立地に位置する今回の彼女(建物)、アメと鞭の使い分けが非常に上手です。
まず、可愛いレンガ造りのアプローチは、建物へ登っていく階段にスロープがついており、少し疲れた僕を優しく出迎えてアメを与えてくれました。
と思いきや、最後の一踏ん張り(階段4階まで登る)というハードめな鞭を与えてきました。
玄関を開けるとリビングに3つ設けられた開口部からの光が溢れ出し、玄関にまで光が届いています。
そして玄関から視線を右へ移すとキッチンを覗く事ができる小窓が1つ。キッチンにいながらも、玄関にいる人とのコミュニケーションを取れる優しさ(アメ)も。
玄関には手洗い場もあります。 帰ってきたら、まず手洗いよ〜、をこんな時代だからこそか具現化した玄関。健康を第一に考えた配慮(アメ)が素敵です。
肝心の室内は、3LDKだった部屋を2LDK+Sへフルリノベーションされておりリビングの広さは圧巻の22帖。 床材には無垢材がふんだんに使用&天井は剥き出しコンクリートなど、リノベーションらしさが垣間見える居心地の良い空間へ変貌を遂げています。
水回りも新設、バルコニー側の窓は2重サッシ等の設備面も大きくブラッシュアップされている点も嬉しい。
リビング以外の各居室もそれぞれ素材を生かした仕上がりになっており、どの部屋もテイストに違いがあって飽きのこないデザインとなっています。
おっと。
室内の仕上がりに気を取られ、最初の洗礼を忘れてかけていましたが、ここは坂を登った高台です。
そうです。眺望です。
南面にスッと抜けた景色を拝むことができ、想像以上に気持ちがいい。もちろん坂に対してのネックはありますが、この眺望を前にすると甘んじて鞭も受けたくなります。
環境的には、やっぱり車があると生活はしやすいエリアですが、天神博多方面へ向かうバス停も徒歩1分程度、電動アシスト自転車なんかあれば、周辺は緑も多いし軽快に探検できそうです。
玄関ドアを開けるまでは鞭が多いですが、いったん室内に入ると、たくさんの良さ(アメ)がありますので、アメと鞭は表裏一体。様々な味を楽しめる素敵な物件です。一度、ご賞味あれ。
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