2つのお部屋とダイニングスペースも合わせると、3種3様の異なるデザインが楽しめるお部屋です。
はじめに、当物件にはバルコニーが存在しません。引っ越しを機にドラム式洗濯機を導入するのが理想的なシナリオですが、キッチンを背にして右手側のお部屋には、吊り下げ式のパイプハンガーが設置済みと、便利に使えます。
加えて、本来は天井ボードの下地になりそうな格子状の造作物があったりと、ドライフラワーにオブジェに、どんどん吊り下げてくれ!と言わんばかりの雰囲気。
ライティングレールも設置してありますので、いい感じに照明も増やしてもらえれば、そりゃもうかっこいいに決まってる。
そもそも、剥き出しのコンクリート自体がかなりイケてます。 「杉板本実型枠コンクリート工法」」というと少々小難しいかもですが、コンクリートを流し込む際の型枠に杉板を使い、表面に杉の表情をつけるというもの。
かつての主流とも言うべき工法ですが、コンパネの登場と共にほとんど使われることは無くなりました。 最近の新築物件などでは、リバイバル的に使われたりしますが、こいつは当時ものという意味で貴重な生き残りです。
一方、左手側の空間については、正直、多くを語るような要素はなく、比較的プレーンな仕上げ。
でも、実は壁面がざっくり感のある塗装仕上げだったり、コンセント周りをステンレスで統一していたりと、これはこれでリノベの良さが感じられます。 細かい話ですが、柱と床材の色味を高い精度で統一している点など、シンプルを美しく見せるための肝をしっかりとおさえてるなと。
また、隣の部屋とのバランス的にも、これくらいの方が飽きがこない気がしますね。
そして最後は、ダイニングスペース。 スタイリッシュなステンレスキッチンを主役に、各所異素材を組み合わせながら、センス良くまとめられています。
唯一残念なのは、近隣のパチンコ屋さんが思いっきり視界に入ってくる眺望。ただ、逆を言えば目の前に建物が建ってないということでして。 その分しっかり光は入ってくるので、上記デメリットは割り切りつつ、メリットの方に目を向けてもらえるといいかと思います。
建物自体、福岡の賃貸リノベーションのさきがけとなった築50年超えの集合住宅だけに、ヴィンテージ感溢れる共用部についても語りたいところですが、長くなるので写真で楽しんでいただければ。
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