Rトピックス
ちくご移住計画2013が始まります。~筑後地域で働き暮らす、仕事付きトライアルステイ~
text=坂田賢治(福岡R不動産)

※募集は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

今年、トライアルステイ「ちくご暮らし」は筑後地域で仕事をしながら暮らす移住体験プログラムへ進化します。


福岡R不動産では2011~2012年の2年間にわたり、約2~3週間体験居住できるトライアルステイ「ちくご暮らし」を運営してきました。応募総数は164組、その中から48組の方がトライアルステイに参加し、中には実際に筑後地域に移住した方や二地域居住を始めた方も。

筑後地域には都会とは違った自然環境があり、独特のスピード感で時間が流れています。また、たくさんの個性的なお店や商品があったり、独自の文化、人情味とこだわりを持った人が多いことで、全国の中から移住先として候補に選ばれているようです。

一方で、移住へのハードルも見えてきました。特に大きいのは、田舎には仕事が少ないという事実。
もちろん小さくても魅力的な会社はたくさんあるのですが、都会で仕事を見つけるのに比べると、正直大変です。

その点フリーランスの方は比較的移住しやすいのですが、それでも仕事の拠点を変えることはそれなりに不安だったり、安定するまでに時間がかかったりします。

そこで今年は、体験居住の要素に加え、「フリーランスの方には移住の助走期間としてまちの仕事を発注する」、「仕事を探したい人には筑後地域が持つスキルを伝える」プログラムを行います。
スキルをまちおこしに活かして暮らす、スキルを磨きながら暮らす、バラエティ豊かな5つのプログラムを用意しました。

具体的には地域の情報誌をつくったり、まちの魅力を撮影したり、アート作品をつくったり、木工職人のもとで技術を学んだり、果樹農家で農業を学んだり。

どれも2~7カ月の比較的長いプログラムで、自然を感じられる住居付き。
地域の人と働き、遊び、暮らす、濃くて楽しい時間になりそうです。

一昨年トライアルステイ「ちくご暮らし」に参加し、その後東京から移住された和田さんに移住の経緯、移住後の話を伺いました。


和田さんお気に入りのカフェでのインタビュー。

トラアルステイの物件でギターを弾く和田さん。

カフェでのライブ。

ーー移住の経緯を教えてください。

移住前は、東京で音楽の仕事をしていました。震災後にどこで子育てをするのかを真剣に考えるようになり、福岡も候補に挙げていたところにトライアルステイの話があり、体験居住後すぐに移住を決めました。

ーー実際に住んでみていかがですか。

1年半住んでみて、まず子育て環境として本当に良いなと思います。たまたま通わせたいと思っていた教育方針の幼稚園があったというのもありますが、すぐに自然豊かな環境に子供を連れて行けるのが良いですね。

それにこだわりを持った魅力的なお店も多いですし、買い物などの生活も全然不便じゃないです。そして、何より食べ物が安心で、安くておいしい。

ーー仕事環境としてはどうでしょうか。

仕事は、1カ月おきに東京と筑後地域を行ったり来たりするのは大変ですが、空港まで近いですし、最近はLCC(格安航空会社)もありますしね。

あと意外だったのが、自営業の方が多いことです。東京で音楽をしていると何かとアウトサイダーな気分になりますが、こっちではそんなことはなく、自営業の1つとして考えてくれるのが新鮮でした。全然排他的ではなくて、ニュートラルに受け入れてくれて、とても居心地が良いです。


筑後地域の住環境としての魅力はトライアルステイ「ちくご暮らし」のすすめ(2011)田主丸、そして筑後エリアにいってきたトライアルステイ「ちくご暮らし」2011レポートでご紹介してきましたので、詳しくはそちらを振り返っていただきたいと思いますが、よく探してみると、筑後地域には魅力的な「仕事」もたくさんありました。

ひとくちに筑後地域と言っても実際には12の市町にわたる地域なので、産業も多様です。
家具生産高日本一の大川市には木工技術を活かして建築家と一緒に空間をつくっている職人さんがいたり、九州有数の果樹の生産地であるうきは市には「山の手農業集団」や「うきは百姓組」、「アグリオールスターズ」といった先鋭的な農業集団がいたり、有明海に面する柳川市からは「YUZUSCO(ゆずすこ)」「のりネーズ」「むつごうろラーメン」などのヒット商品が生まれたり。

他にも魅力的な仕事をしている人をちくごに暮らす人々のサイトでご紹介しております。


「九州ちくご元気計画」の研究会の様子。

「九州ちくご元気計画」から生まれた製品たち。

さらに福岡県や筑後地域の市町村、経済団体が連携して取り組んでいる九州ちくご元気計画では、地元のさまざまな人と地域のデザイナーや専門家がコラボし、プロダクトの価値向上とPR・販路開拓を行っています。その先鋭的な取り組みは、2011年のグッドデザイン賞を受賞しました。

このように、仕事環境としても魅力のある筑後で体験居住しながら働くというのは、地域を深く知るよい機会になるはずです。しかも今回は5つの市町がそれぞれ地域の特色を活かした面白い独自プログラムを用意してくれましたので、筑後に興味のある方は是非チェックしてみてください。

各プログラムはこちらから。






「クリエイター編」「フォトグラファー編」「木工職人編」「果樹農家編」の応募締切は6月2日(日)、「アーティスト編」の応募締切は6月12日(水)です。興味のある方はぜひお早めに。
(応募方法は各プログラム紹介ページに記載しています)

※本事業は福岡県と筑後地域の12市町で構成された筑後田園都市推進評議会が主催しており、福岡R不動産は委託を受けプログラムの企画・運営をお手伝いしています。