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福岡R不動産のアイコンには「改装OK/未内装」というのがあり、賃貸物件では入居者による改装後の状態を新しい原状とみなす、バリューアップ原状回復についても提案している。

オフィスや店舗ではあっても、住居物件で入居者が改装するというのは日本では稀なケースのようだ。(ぼくたちにとっては極々自然なんだけど・・・)

というわけで、今回の入居者レポートは「改造ハウス1号2号」というタイトルで募集していた、2つの古い戸建を改装しながら住んでいる事例のご紹介。


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募集当時の物件は1つの敷地に2つの古い戸建が建っていて、それを一括で貸したいというのがオーナーさんの希望だった。

内装はご覧の通りボロボロで、とてもこのままでは貸せそうにない。と考えるのが普通かもしれないが、純粋に僕たちは「このままで面白いじゃん」と思った。

そして入居者が自由に改装してもOKという条件(すなわち改装後の状態を原状とみなし、退去時はその状態に戻せばよいとする)で、「改造ハウス1号2号」というタイトルで募集したところ、程なくして借り手がついた。

借りていただいたのは某企業に勤めるEさんとYさん。二人は職場の同僚で、それぞれ一人暮らしだが、「戸建を改装しながら住めるなんて面白い」と思い、この物件に決めていただいた。

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こちらがEさんの家。改装前は見事に痛みきった内装だったが、自分一人で、土日の休みの度に改装を続け、こだわりの空間が出来上がった。

誰でもできそうな「塗装」だけではなく、建具の製作や間仕切りの設置、床貼りなど、とても素人とは思えないほどの範囲をたった一人でやり遂げているのは驚きだ。これでは職人さんの仕事がなくなってしまうではないか、といらぬ心配をしてしまうほど。

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元の和室だった姿が思い出せない変わり様。


改装にかかった期間、費用などを教えていただけますか?
「未内装の状態で住み始め、住みながら働きながら土日を利用して作業したので、ここまで作るのに半年くらいかかりました。かかった費用は材料費だけだし、材料もハンズマン(ホームセンター)やヤフオク、楽天とかで購入したので十数万円くらいですよ。」

自分で全部やった分、人工代がかかっていないとはいえ、そんなに安くできたんですか?!苦労したことなども教えてください。
「図面を書いたり、デザインを書いたりしなかったので、作りながら完成形をイメージしていきました。そのため、せっかく壁を貼って塗装したのに、イメージと違うので壊してやり直したりということもありました。」

と、とても簡単そうに話していただいたが、改装を仕事としているぼくたちから見ても、正直すごいと思った。


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なんと水周りまで変えてしまった。参りました。


一方Yさんが借りた家は、最近までオーナーさんが住んでいたので、比較的内装は綺麗だった。こちらは家具や照明にこだわったのと、棚の設置などで済んでいるが、レトロな雰囲気を活かした個性的な空間に。


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古い木造戸建なので、オシャレな家具が映える内装ではないけど、自分流にアレンジすることで、他にないたった一つの空間ができあがっている。


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和室にDJブースを作って趣味の部屋にしてしまうテクニック。勉強になります。


古いけれど自分で改装すれば使える。そのアイデアのおかげで、二人は90平米の戸建(庭と駐車場付き)にお得な賃料で「一人暮らし」できている。90平米もあるから二部屋くらいは余っているし、庭もいじりがいがあるので、今後はそこも手をつけていきたいとのこと。

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福岡R不動産スタッフで押しかけ、ワールドカップを一緒に観戦。


こう書いてみると入居者にばかり良い条件に聞こえるが、オーナーさんにとってもハッピーなのだ。

ボロい状態から原状回復をする費用をかけなくて済んだのはもちろん、本来であれば募集前に原状回復するため、「ニーズをはずした内容の改装をしてしまうリスク」があるのだが、それも見事に回避できる。さらには現入居者が退去したとしてもこれだけオリジナリティのある部屋であれば、すぐに次の入居者も見つかる。

物件が古くてどうやって募集をしたら良いかお困りのオーナーさん、まずはそのままで募集してみるというのも一つです。改装してしまう前に是非福岡R不動産までご相談を。

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長浜鮮魚市場に程近いとある古いビルの一画が、今とても熱い通りになっている。
「新長浜横丁」・・・そう入居者さんが勝手に名づけたこの路地は、厳密には道路ではなく、新長浜ビルという一つの大きな建物の敷地内通路である。


築51年を迎えるこの建物の1階は、長浜市場に近いこともあり、古くから寿司屋、そば屋、喫茶店などが軒を並べる隠れた飲食店街となっていた。


この通りが変わり始めたきっかけ
それは、2年ほど前に福岡R不動産に届いたメールだ。


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横丁の全貌。右の黒い壁の部分が、設計事務所跡。


高原正伸建築設計事務所の高原さんから、「中央区長浜で設計事務所としてスペースを借りていたのですが、志摩町へ移転することにしています。昭和な路地に面した格安のスペースで、もったいないので誰かいい人がいればと思い、連絡した次第です。」というメッセージ。


今思えばこの高原さんの想いが、次の借り手に伝わり、さらに思いもよらぬ動きに発展することになるのだが、とにかく僕たちは設計事務所の跡っていうのは大抵面白い物件だという嗅覚を頼りに見に行ったのだった。


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そして案の定物件はいい感じであり、さらに古い建物独特の雰囲気に親しみを覚え、「横丁ワンボックス」というタイトルで募集すると、あっという間に借り手が決まってしまった。


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それが、アパレルショップDirectors。天井抜いて、かなりの開放感。


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昔から営業している飲食店の方にお話を聞くと、「こんなところで洋服屋さん?!大丈夫?」と驚かれていたが、実際僕たちも初めは驚いた。人通りは少ないし、特にターゲットになるようなオシャレな人はとても見当たらないような路地だったので。


どんな経緯でこの物件に出会ったのでしょうか?
Directorsの藤戸さんによると、「アパレルと言っても、元々は卸専門でしたので、ここでの販売以外にも仕事はしてるんです。そろそろ直営店を出したいな、と考えていた時に福岡R不動産のサイトでこの物件に出会い、ショップ兼アトリエで借りたいと、内見する前からもう決めてました。実際今でも人通りがガッツリ増えましたってことではなく、知っている人がここを目指して来てくれてます。路地なので賃料が安いのと、すぐそばでうまいゴハンを毎日食べられるのがうれしいですね。」とのこと。


そして、オフィスが集まってきた。
Directorsがオープンしてから程なくして、風変わりな入居者さんを連れてきた僕たちに驚いたオーナーさんから、「2階も空いてるんですよ。」ということを聞き、今度は「横丁クラスルーム」というタイトルで募集してみた。


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当時いくつか空いていたが、本格的に募集をしていなかったため退去時のまま放置されていた。


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その結果、2階に入っていただいたのは、2組の設計事務所さん。本当に学校みたいに並んでいて、「横丁クラスルーム」というタイトルがぴったりの空間。

(左)構造設計事務所 アトリエ742 
(右)ナガハマデザインスタジオ http://nds-blog.jugem.jp/


さらに、アパレルショップと飲食店がオープン
実は、この建物にはまだ空いている区画があったのだ。しかし、あまりのボロさ故、オーナーとしてももう募集をしていなかった。実際、内見してみると本当にボロボロで、壁には地震の影響で大きなクラックが走っているし、水周りも悲惨な状況だった。


それでも良いということで、借りていただいたのが、アパレルショップknotさん。


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天井抜いて白く塗る。たったそれだけだけど、全然イケてる。


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お店の顔はこんな感じ。「え?また洋服屋さん?!」と近所の方が驚いたのは言うまでもない。


もう1件は、30年以上続いた喫茶店「つどい」というお店の跡を改装し、「海鮮角打つどい」という飲食店をオープンさせた葉山さん。


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「良い名前だったんで、前のお店の名前もらっちゃいました。内装もほとんどそのままですよ。一部壁を塗装したのと、空調を入れ替えたことくらい。ほとんど費用かかってないんです。」と葉山さんが言う通り、たしかに内装はほとんど変わっていない。見事なリニューアルオープン。


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先日は「つどい」にて店舗同時オープンの合同イベントが行われた。ライブもあり、鍋もあり、僕も楽しませてもらいました。


新長浜横丁の今後
昔からの飲食店が連なる路地だったこの横丁に、少しずつ新しい風が吹き始めている。アパレルって大名とか今泉でしょ?っていうエリアの概念も打ち壊し、新しい人の流れができていくのはお店の持つ力だろう。


しかし、そんな新長浜ビルだが、実は平成27年以降には取り壊されてしまう可能性があるのだ。耐震性の問題や配管の更新、エレベーターがないことなど、古い建物が壊されるのには仕方のない理由もある。でも、せっかく面白くなってきたので、少しでも永く建ち続けて欲しいものだ。


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ここが横丁の入り口。なにやら怪しい看板があったり、昭和な香り。


車が通らないだけで、こんなにも流れる時間がゆっくりしているのかと感じる横丁ストリート。行ったことがない方は是非立ち寄ってみてはいかがでしょう?


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福岡市中央区長浜2-4 新長浜ビル内

Directors(ディレクターズ)
http://www.directors2.com/
Open 13:00 Close 21:00 日曜定休
Tel 092-751-5511

Knot(ノット)
http://knotthings.com/
Open 13:00 Close 20:00
TEL 092-713-8715

海鮮角打つどい
Open 17:00 Close 24:00 日曜祝日定休
Tel 092-713-8177

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最近、立て続けに女性のお客さんがお店をオープンしている。

開業というと、3ヶ月で黒字化を目指す!なんて鼻息の荒いイメージを思い浮かべるかもしれないが、福岡R不動産で物件を決めていただいた方々は、古かったり路地裏にあったりと、賃料が控えめな物件を選ぶことが多く、どちらかというと、ほんわかマイペースにスタートしている。

というわけで、今回は2つのケースをご紹介してみます。


1)アパートの1階に、小さなパン屋さんを開業

南区大楠にオープンしたのはベーカリーショップ「コウブツ」。


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お店の入っている建物は、大和荘という名前のコテコテの木造アパート。その1階部分は、小さな土間空間と奥に4畳半の和室というかわいらしいサイズの箱だった。奥からおばあちゃんが出てきそうな駄菓子屋さんっぽさがあり(実際は違うのだが・・)、「おばあちゃんの小さな箱」というタイトルで募集することになった。


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程なくして物件を決めていただいたのが、「コウブツ」を一人で切り盛りすることになった藤田さん。以前からパン屋さんを開業したいと思っていたとのことで、初めてお会いしたときにはガッツのある女性を想像していたが、これが予想に反してマイペースな方だった。

ところで、これまで福岡「R工事」では、お客さんとコンセプトや作りたい空間のイメージを打ち合わせながら、デザイナーさんや工事業者さんを紹介し、コーディネートするスタンスで改装工事のお手伝いをしてきた。しかし、諸事情により今回はぼくたちが実際に工事をすることになったというのが新しい変化だった。


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とりあえず真っ白に塗ってみた。


オープンの日取りが決まったので、フライヤーとか作った方がいいのでは?と藤田さんに投げかけてみても、「いえ、一人でやるし、最初からあんまり多くのお客さんに来ていただいて、品切れだったら申し訳ないし・・・」というほんわかモード。心配してインテリアデザイナーの窪山さんがショップのフライヤーを手作りしてくれたくらいだ。

なんともマイペースな独立開業であるが、打ち合わせや工事が進むにつれ、これも一つの形なのかもしれない、とぼく自身も妙に納得していった。


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藤田さん自ら作成中。まさに「手作り」の看板。


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無事オープンできました。お母さんが大活躍!頼もしいです。


自分のペースで、小さくても納得できるものを作っていきたい。お店の形に縛られる必要もないし、一人でやれる範囲でやる。というのもとても良い考え方だな、と改めて思った。


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コウブツ
福岡市南区大楠3-8-16-大和荘1F
TEL:092-524-1139
営業時間:7時~17時
定休日:月曜、第1日曜

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2)古ビルをギャラリーに改装

赤坂のミニビル最上階に現代アートギャラリー「アルドマ」がオープンした。


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オーナーは、以前は全く違う業界で営業職をしていたという前田さん。

画家である父・前田齋さんの影響もあり、いずれはギャラリーを通してアーティストのお手伝いをしたいという想いがあったそうだ。業務縮小に伴う勤務先の退職を機に、開業を決意。というなんとも今っぽく、思い切ったライフスタイルの選択にも惹かれるものがあります。福岡R不動産でいくつかの物件を内見し、大通りから一本入った静かな環境と開放的な窓に惹かれ、小さなビルの3階にあるこの物件に決めた。


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アートな可動間仕切り。


さらに美術家である弟・前田耕さんがデザインされたというギャラリーの内装も、かっこよくてオススメです。


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オープニングの様子。ギャラリーというよりカフェのようだ。


「ギャラリーとしても様々な企画をしていきますが、貸しギャラリーや、イベントスペースとして貸し出すことも考えています。奥の壁は可動式になっているので、企画によって広さを変えることもできるんです。」と前田さん。

「絵そのものはもちろん、絵を飾りたくなるインテリアまで提案したい」とのことで、今後はその場で壁の絵を仕上げるライブペイントを行う予定もあるとか。


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飲み屋になっちゃってます。イベントにバッチリの空間。


小さくても自分のお店を持ちたい。そんな憧れを実現することは、ここ福岡においては、決意さえあれば案外叶いやすいのかもしれない。そして、そんな暮らし方を選ぶ方が増えてきているようだ。

Gallery ArtdeMaA(ギャラリー アルドマ)
福岡市中央区赤坂2-2-47-K赤坂ビル3F
TEL:092-791-6281
営業時間:11時~20時
http://artdemaa.com/

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中途半端なこだわりならやめた方がいい。遊び心を込めるなら、本気の趣味を、本気で遊ぼうじゃないか。

春吉の路地裏にひっそりと、しかし派手にオープンしたPUB「HUCKLEBERRY Fin club」にはそんなポリシーがぎっしりと詰まっている。

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元々は「春吉全員集合」というタイトルで募集していたこの物件。ごく普通の古い戸建で、募集時はレトロなんて褒め言葉も浮かばないほどのボロさを醸していた。

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春吉の中でも比較的天神に近い立地にあるものの、路地裏からさらに細い路地に入るマニアックかつ"絶対に"通りがかることがない場所にあったため、店舗で検討するも、決断しきれない・・・という方が多かった。

そんな時、店舗デザイン会社「ブンファクトファイブ」代表の山田さんが内見に訪れた。パンクヘアに80'Sのアメリカンロックスタイルのファッション、永遠のツッパリ少年という言葉の似合う外見は、奇抜なファッションの方が多い福岡R不動産のお客さんの中でも一際異才さを放っていた。

さらに、「パソコンの使い方?知らないですよ。」とアナログ人間のポリシーも貫く山田さんは、もちろんインターネットも使ったことがないため、知人が「福岡R不動産」のサイトで探してきたこの物件と出会ったのだった。

店舗デザインを仕事としている山田さんは、元々福岡中心部の路地裏飲食店を多数手がけていたので立地への違和感はなく、店としての営業よりも本気の趣味の場所づくりに重きを置いていて、かつデザインのショールーム的要素も含まれていたため、この物件に決めることにした。

かくして、このボロい戸建住宅は、店舗デザイン事務所兼PUBという用途で生まれ変わることになる。

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壁や天井を丁寧に壊していくと、想像以上に味のある柱・梁が出てきた。

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約1ヶ月の改装期間を経て完成したのがこちら。わかりづらいですが、頭上にはベンチがぶら下がっていたり、ピンボールが置いてあったり、と遊び心いっぱい。

個人的なイメージでは、映画バック・トゥ・ザ・フューチャーの中で、昔にタイムスリップした時の酒場のような感じ。別にその時代に酒を飲んでいたわけでもないけど、どこか懐かしさを感じることができる空間だ。

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好きな物を集めて、好きなデザインを作って、好きな仲間と集う場所。

誰しも少年(または少女)であったころに、「みんなで集まる場所が欲しいよね」と話していたはずだ。その想いを、大人になっても持ち続け、少年のままの気持ちで形にしたのがこの場所である。

そんな懐かしい想いを再び思い出させてくれる空間で、楽しい気分になった。

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ブラウン管の中では、全盛期のマイケルジャクソンがシャウトしていた。

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2階にはドラムセットが飾ってある。

また、この店にはユニークなシステムがある。注文ごとに料金を支払うというのは一般的なPUBと同じだが、ここHUCKLEBERRY Fin clubではお店専用のコインを購入する形式なのが面白い。

1枚300円のコインを購入(チャージ)してコインで支払う。すべての飲み物・料理が300円、600円、900円・・・とコイン何枚分という料金設定になっているので、とてもわかり易い。

場所はわかりづらく、不定休でもあるが、めげずに行ってみて欲しい。きっと遊び方を気づかせてくれるはず。


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HUCKLEBERRY Fin club(ハックルベリー フィン クラブ)
福岡市中央区春吉2-7-7
TEL:092-739-7277
営業時間:18~24時
※不定休(基本は火・水・金・土が営業日)

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改装に際して考えた点といえば、賃貸物件であることを前提に、改装部分を絞り込み、できることは自分たちでやったことくらいだ。

なにしろ建築資材も職人さんも船でやってくるのだから、通常よりもコストは上がってしまう。「やらないことも選択肢」「できることは自分たちで」という前向きなスタンスで望む必要があった。

そして、1ヶ月の自主工事、業者工事を経て完成したのがこちら。

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床を無垢フローリングに張替え、壁を珪藻土で塗装した。なぜかお祭り状態。

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もっさりとした緑に囲まれた、当然のように海が見える環境。お風呂は外から丸見え。(来るのは動物くらいでしょうが)

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造作やペイントデザインは奥さんでデザイナーのヤチヨさんが担当。あちこちで楽しい気分にさせられます。

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バーベキューの肉をエサに、知人を島に呼んで、塗装パーティ。

こうして浅羽さん一家の能古島ライフは無事スタートすることができたのだ。

とはいえ島の中で生活を完結するつもりはないらしく、よくこっち(陸)にもやってくる。ふらりと福岡R不動産のオフィスに遊びに来たりもする。島暮らしが馴染んだせいか、ボロボロのジーパンにモジャモジャ頭というまるでバックパッカーの里帰りのような出で立ちで現れるため、スタッフの中では世捨て人とも言われている。

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そんな浅羽さんの1週間のライフサイクルは、週に3~4回は打ち合わせで九州の各地を飛び回り、それ以外は能古島で釣り三昧という日々。島では畑も借りて、野菜や果物は採れるけど、スーパーなんかはないので、対岸のお店でまとめ買いするとのこと。

島人だけど、意外にもけっこう頻繁に本土に上陸して、仕事をしているのだ。

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さっそくこんなものまで企画・販売をしている。抜かりない・・・。

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先日能古島のアイランドパークにて行われた浅羽さんの結婚パーティの様子。特別な日とはいえ、かしこまらず、暖かい気候の中とても楽しい時間を過ごすことができた。

仕事が飲食関係の方はおいしい食べ物を持ち寄り、音楽関係の方は歌ったり踊ったり。参加者それぞれが得意分野で協力するという形も、能古島では自然としっくりくる。

島での暮らしぶりについて聞いてみると、「住むこと」と「働くこと」の境界がとてもあやふやであることに気づく。一日の中で「働く時間」と「余暇の時間」なんて切り分けて考えていないし、まるで全部が遊びのようにも見えるし、逆に全部が仕事のようにも見える。

「いやぁ、ただ面白いことが好きなだけですよ」

という浅羽さんのそんな価値観が、この実にうらやましいライフスタイルを生み出したのだろう。

有限会社ウィロー
http://www.monjayaki.com/willow/w_sample.htm

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福岡は「便利」という言葉がよく似合う。買い物や食事、エンターテイメント(中洲を含む)などの消費スポットは洗練されているし、コンパクトなエリアに集約された都市生活は移動時間の短縮につながる。また、海へ山へ川へ、と自然との距離関係も抜群に良い。

そんな福岡においてさえ、あまりの近さに違和感を感じるモノがある。それは、博多湾に浮かぶ能古島(のこのしま)だ。

福岡県外の方のためにちょっと説明すると、住所は福岡市西区だから市内であり、愛宕浜の渡船場からフェリーで10分というアクセス。福岡の中心部から行っても40分もあれば着いてしまう。こんな身近に島がある、ということだけでも驚きに値するはずだし、航空写真で見てみるとその違和感はより一層強くなる。こんもり緑に覆われた島が博多湾にポツンと浮いている。

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フェリーに乗って10分。出発したと思ったら、もう着いている。それくらい近い。
しかし、船から降りたってみると、10分前にいた高層マンションの建ち並ぶ都会の住宅街とはまるで反対の、スローな空気の流れる田舎景色が広がっているのだ。

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奥の大きい方がフェリー。対岸のマンション郡が見えるほどの距離関係。

この島にはおまわりさんは1人だし、消防車はなく、火事があったら本土から船で出動するため、到着までに住民がみんなでがんばるというシステム。車検が切れた軽トラックが普通に走っていたり、収穫した果物のおすそ分けなんて光景も当たり前だ。街中に暮らしている僕らからすると、とんでもない田舎に来てしまったような感覚。

その島がこんな風になっていたり、
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こんなカフェがあったり、
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島からの景色がこんなことになっていたら、
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「住んでみたい」と思ってしまうのも無理がない。

さて、前置きがかなり長くなってしまったが、今回のレポートは、福岡R不動産で博多区在住の浅羽さん一家が能古島に移住するお手伝いさせていただいたお話。

浅羽さんは様々な商品の企画の仕事(例えば有名なのは「こどもびいる」や「ジンジャーエールn.e.o」)を手がけている。

「商品開発という仕事上、自宅と事務所を兼用できるし、どこに住んでもよかったんです。海のそばや、景色の良いところがよかったので、糸島の海岸線沿いの物件なんかもたくさん探しました。いろいろ考えた結果、以前「能古島サイダー」という地サイダーの商品開発に携わらせていただいた経緯もあり、能古島に絞って探し始めました。」

ところが、島での物件探しというのは、そんな簡単なものではない。まず、不動産屋がない。そして、インターネットで探しても賃貸物件はまず出てこない。(売買物件はポツポツとある。)そんな状況で見つけるには、人ヅテしかない。このハイテクな世の中でも、やはり最後に頼りになるのは人間関係なのだ。

「とにかく能古島の知人に空き家がないか、聞いて回りました。すると、意外にもたくさんあるんですよ。空いている家は。でも、仏壇が残っているから貸せないとか、身内にしか貸したくないとか、諸事情によりなかなか借りられる物件に出会えない状況でした。たまたま僕らはラッキーで、何度も通っているうちに良い物件にめぐり合えたのですが。」

こうして巡り会ったのが、この戸建だった。

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お世辞にもきれいとは言えないが、そうワガママも言ってられない。部分的に改装すればいいし、広い敷地にゆったりと建っているのも気に入った。目の前にはみかん畑があって、オーナーさんは「食べてもいい」と言ってくれた。

そしてなんと言っても感動したのは、この窓からの景色・・・
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南向きに福岡の海岸沿い名所を一望できる。

こうして物件が決まり、R工事にて改装計画をスタートさせることになった。

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こんなところに美容室?!と誰もが不意を衝かれてしまう立地にオープンしたのが、「鏡のないトコヤ」というコンセプトの美容室-トコシエ-だ。

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福岡R不動産で「桜坂に堂々と」というタイトルで募集していた物件で、閑静な住宅街「桜坂」の曲がりくねる坂道の中腹に位置する戸建。一見すると平屋のように見えるが、実は見えている部分は2階で、その下にオーナーさんが住む1階住居部分がある。


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トコシエの店主永友さんにここでお店をオープンすることになった経緯を伺ってきた。(というと取材っぽいが、実際には髪を切ってもらいながら、空間や眺望を堪能し、談笑した形)

「独立するために店舗物件を探していて、この物件を見る前に別の美容室居抜き物件に決めかけていたんです。そこは人通りも車通りも多く、いわゆる王道的な店舗立地でした。でも、お店のコンセプトや作りたいイメージを考えていると、やっぱりなんか違うな・・・・というわけでもう一度探しなおすことにしたのです。」

そして、永友さんは福岡R不動産で募集していたこの物件に出会った。桜坂は高台にあるため、眺望がよく緑も多い住宅地。この物件の特徴も、VIEWの良い谷方面に抜けた窓と、平屋のようにかわいらしい佇まいの建物だった。


「景色が良いのが気に入りました。でも、美容業界の人に相談すると、そんな場所で美容室が成り立つ分けない!と厳しい見方でしたね。」

素人目にも、人通りが少ない(通りがかる場所ではない)のはわかるし、集客力があるのかと聞かれれば、難しいと考えてしまうかもしれない。しかし・・・

鏡のないトコヤ-トコシエ-のコンセプトにはこう書いてある。
理容室にはもちろん鏡は必要だ。しかし、お客様が鏡を見なくても安心して、理容師に委ねてリラックスできる。はさみが鏡になる。そんなトコヤを目指したい。

街中の騒がしいところではなく、リラックスできるところ。そう考えると、この物件はまさに永友さんのコンセプトにぴったりだったわけだ。

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カット中、鏡越しに緑が見えるのはやはりリラックスできた。

そして、ぼくにはもう一つ気になることがあったので、聞いてみた。下にはオーナーさん夫妻が住んでいるけど、音の問題などは気にしてないだろうか。

「オーナーさんとは仲良しですよ。改装中も毎日おやつ差し入れしてくださって、応援してくれてます。ご主人は改装中にも関わらず、もう2回もカットしましたよ。奥さんも、今日パーマの予約入ってます。」

どうやら心配は無用でした。

ちなみに、これまた偶然ですが、永友さんが内装を依頼したのも、前回レポートした「群青」を担当したインテリアデザイナー古庄和也さんでした。

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いまどきのオシャレな美容室とは一味違ったトコヤさん。皆さんもお試しあれ。


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-トコシエ-
福岡市中央区谷1丁目3-2
「馬屋谷」バス停前
電話/092-741-5022







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福岡R不動産で成約いただいた物件が新しいスタイルのショップになりました。


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「甘さ控えめレトロ」というタイトルで募集していた物件で、元々は建物のオーナーさんが住居として使っていた小さなマンションの1階部分。

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室内はこんな状態だった。畳も床板もボロボロで、床が抜けそうな部分もあったり。


物件を借りていただいたのは、アジア・アフリカなどの雑貨を扱い、主に製造や卸売りの活動をされている「iroiro」さん。

神戸から拠点を福岡に移して4年。そろそろ新しいことにチャレンジをしてみたいと考えていた代表の小阪靖子さん(元々は姉妹サイト「密買東京」のお客さんでした)は、「福岡R不動産」で事務所兼ショールームで使える物件を探し始めた。

「この物件を見たときに、驚くほどテンションが上がってしまった」と小阪さん。

天井を抜いて、壁を取っ払ったら絶対にいい空間になる。とポテンシャルは感じていたものの、少ない予算でやるにはどうしたらよいか、相談したのがインテリアデザイナーの古庄和也さん(福岡R不動産のコラムでも紹介している「カフェ・きんど」のオーナー)。


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古庄さんとiroiro女性スタッフだけでここまで解体。すごいパワフル!


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元々和室だったのを一部の押入れ部分などは残して解体、真っ白に塗ったらこんなに変わった。

たくさんの知人の協力も得て、塗装から床貼りまでほぼ手作り。業者さんにお願いしたのは電気工事だけだというから驚きだ。

そして出来上がった姿がこちら。

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残せる部分なるべく残し、素材を一新。


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道路に面しているのに曇りガラスだったので、大きな透明ガラスに変更。

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外から見てもお店っぽくなった。

最初は事務所と取引先向けのショールームとしての機能で考えていたそうですが、作っていくうちにどんどんアイデアが膨らみ、時にはアトリエ、時にはギャラリー、時にはショールーム、と常に形を変えながら展開していく、形態変動型ショップというものに行き着いたとのこと。

今回お邪魔させていただいたのはオープニングも兼ねたイベント「傘展」。こちらはすでに終了していますので、次回のイベント情報はiroiroのサイトやブログでチェックしてみてください。(普段はオープンしていません)


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手伝ってくれた皆さんとお疲れパーティ。


群青
福岡市中央区草香江1-6-40 大濠サザンハイツ1F
TEL/FAX 092-722-1616
URL:http://www.iroirostyle.com/





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福岡R不動産で入居を決めてくださったお客様のお宅にお邪魔して来ました。
今回、伺ったのは、明治通り沿い大濠に面してたたずむ、ヴィンテージマンションの一室。
グラフィックデザイナー李惠(りけい)さんが、改装して住居兼アトリエとして使っている物件です。

まるで大濠公園が我が庭かのようにそびえる、言わずと知れたマンション。

なにがすごいって、今回の物件が「改装OKではない」ところです。

真っ赤にデザイン塗装された壁、床一面に貼りめぐらされたカーペット。
どう見ても、これは改装しちゃっていますよね。

ベニヤ貼りのアトリエスペース。リビングだけでなく、この椅子に座りながらも
大濠が見渡せます。制作活動もはかどること間違いなし。

募集時は、こんな部屋でした。和室が二間の2LDK。

改装OKの物件ではないため、元々の素材に傷をつけないように工夫。
まず、床はフローリングの上にタイルカーペットを敷き詰めた。

2つあった和室のうち、リビングに面した方は畳を取り外してベニヤを貼り、
アトリエスペースに。そして外した畳をもう一つの部屋に重ねたらこんな風に。
うまい!と思わず感動してしまいました。

せっかくの大濠を望む眺望を2倍活かすため、リビングからもアトリエスペースからも
景色を望めるようにしたのがポイントだそうです

そして、この赤い壁。これはベニヤを壁に貼って、色を塗っただけだとか。

屋上は共同の洗濯物干しスペース。もちろん花火大会は特等席に。

改装OKという物件はなかなか少ないものの、元の素材を傷つけない範囲でも
十分に空間を自分好みに変えることは可能なのですね。

※このマンション、空きあります。売買で募集中!(2009年11月2日現在)
「大濠の重鎮」
http://www.realfukuokaestate.jp/estate.php?n=50
(公園と反対側、違うタイプのお部屋です)


[likei] 李惠さんのHPはこちら。
http://www.likeiart.com/

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めぐり逢ってしまったのです。元、「教会」だったという物件に・・・。

エステサロンを開きたいという友人のクライアントの物件探しをお手伝いをさせていただいていた私の目の前に、衝撃的な物件が現れたのです。
味のある物件をこだわって探しまわっていた私に、とある不動産屋さんから「こんな変わった物件ならあるよ...」と差し出された物件情報。
そこに書かれていたのは、「元教会」「48帖のリビングルーム」「250㎡の一戸建て」という言葉でした。



物件情報に載っていた図面。あきらかに普通ではありません。

運命の人、と言えるような人にであったときは、このようにビビッ!!とくるのでしょうか?!一目ぼれでした。
仕事がら、数々の物件を見てきましたし、自分でもおもしろい物件をつくって、住んでいたりした私ですが、この物件には恐れ入りました・・・。
閑静な住宅街に白くそびえたつその「元、教会」。何人の靴がはいるのか?という広い玄関。そしてその先に広がる、48帖の部屋・・・!!!

柱もなんにもないのです。まるで体育館?(それはちょっと言いすぎ・・・)エアロビおたくの私が通うどこのスポーツクラブのスタジオよりも広い。
窓はアールを描き、スケールの大きさも伴って、まるで異空間に迷い込んだような感覚でした。 
それもそのはず。この部屋は以前教会で礼拝堂として使われていたようです。それにしても教会だったと言われないとわからないくらいのシンプルさ。
48帖あれば、何に使いますか?卓球台も9台くらいは入ります。なんでもできちゃいます。
隣の部屋にはにはキッチンスペースとトイレが配置され、庭はなぜか日本庭園風。(外観はモロにアメリカンなのですが)


即、即、「ここに住みます」と私。
(あなたは探す人でしょ・・・という感じで、自分の任務なんてすっかりそっちのけでした)

250㎡近くある、この広さの一軒の貸家にどうやって住むのか...。それからは私の頭の中では、この家にどうやって住むのか、という想像ばかり。
しかし、これだけ広いと何でもできます。何でもできるから、住まうまでに一ヶ月くらいはかかりました。


結局、1階は友人にエステサロンをおこなってもらい、2階は私の巨大なプライベートルームにすることに。



エステサロンとして生まれ変わった48帖の巨大スペース。

2階は牧師さんが住まわれていたようなので、住居としての機能が備わっていました。しかし、それにしても一つ一つのスケールが大きいこと...。

まず、キッチンは11帖。カントリー調のシステムキッチンにはガスオーブンも備え付けられています。

(のちに近所の人からお聞きしたのですが、クリスマスには七面鳥を丸焼きして振舞うことができないといけないので、こんなに大きいのが必要らしい)

階段ホールの吹きぬけスペースはエアロビスタジオに。こちらも11帖。


リビングらしきお部屋も12帖。寝室らしきお部屋も12帖。2つの部屋の扉は可動式間仕切りになっているので、開けば24帖のお部屋に。
私の全財産であろう家具たちも、堂々と存在感をだし、私なりにお金をかけたオーディオ関連も、この部屋の広さのおかげか、「このスピーカーこんなにいい音をたしてくれたの!?」と。


南側にはしっかりとベランダ、しかも上からテントもでてきます。
隣の家とも距離があり、ベランダからは目の前の桜並木と青空が眺められます。

サニタリー、お風呂も広々。この空間はまるで日本ではないみたい・・・。その奥にはまだ8帖の部屋もあるのです。(多すぎてカットしますが)
その間取りも、すべての部屋がぐるぐる廻れるような間取りで、日本ではあまりこのような間取りのつくりは見かけません。
それもそのはず、この建物はすべてアメリカ人によるものらしいのです。(カーペンターがアメリカからやってきたよ!と、これもご近所情報)

また、仕様も素敵です。
ドアノブもレバーではなく、丸いゴールドのドアノブでしっかりとしながら、その丸みがとてもかわいいのです。毎日触るものですから愛着もわきます。
ドアも本物の木でしっかりとした重厚感。もちろんドア枠、窓枠には本物のモールが廻ります。高さもすべて高い。壁も壁紙ではなく、すべてペンキぬり。


そして、この貸家の素晴らしさは、春にやってきます。

家の前、小川の沿にはこの町の名物の桜並木がつづきます。

しかも、しかも夜はライトアップしてくれているのです。
そんなこともまったく知らず、初めて夜、家に帰ってきた私は、ただ感激してしまいました。家の中から夜桜見物、最高です。

春は、毎晩家でお花見です。何人きてもへっちゃらです。巨大なキッチンもありますし、設備も充実。
この建物のおかげで、私のネタが増え、人脈が拡大していけるのです。今年も春が待ち遠しい。
集まってくれるみなさんが心からくつろいでくれ、楽しんでくれる場所をもてたことは本当に幸せです。


先日は友人のピアニストとバイオリニストが福岡で演奏会があるの帰福するよ~ということで、ホームコンサートを決行。50人から60人くらいの方に友人達の素晴らしい演奏を聞いてもらうことができたり。

とても素晴らしい物件なのです。この物件なしでは、私は語れない・・・くらいに

先日、「福岡R不動産」のオープニングパーティもこのお家でやってしまいました。

延べ100人の方々にお越しいただき、盛大なオープンを迎えることができたのです。
それにしても、100人も入れてしまう戸建って・・・

福岡R不動産オープニングパーティの様子。

糟屋郡志免町という場所にあるこのお家。福岡空港から車で10分程山の方(東の方)に行ったところです。
最初は中心部までの距離が気になりました。でも、住んでしまえば会社のある天神まで自転車でほんの45分。
福岡は高低差の少ない街なので、自転車でも楽々行けてしまうのです。(冬はちょっと寒いですけど...)

都心部に限定して物件を探していたら出会えなかったこの物件。今ではこのスケールの大きい部屋で、桜を見ながら過ごすのが私のライフスタイルになっています。ちょっと視野を広げるだけで、福岡にはまだまだ無限の可能性が眠っているはずです。

このコラムについて

海も川も緑も、そして街も空港も、なんだってすぐそこにある福岡。東京から移住して早4年、気づけばその魅力を満喫すべく、会社を立ち上げたり、倉庫のような物件を改装してオフィスにしたり、果てには芥屋の海沿いに土地を買ってしまったり。果たしてこの列車はどこまで行くのか?東京に戻る日は来るのだろうか・・・

著者紹介

本田雄一
株式会社DMX代表取締役

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