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中途半端なこだわりならやめた方がいい。遊び心を込めるなら、本気の趣味を、本気で遊ぼうじゃないか。

春吉の路地裏にひっそりと、しかし派手にオープンしたPUB「HUCKLEBERRY Fin club」にはそんなポリシーがぎっしりと詰まっている。

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元々は「春吉全員集合」というタイトルで募集していたこの物件。ごく普通の古い戸建で、募集時はレトロなんて褒め言葉も浮かばないほどのボロさを醸していた。

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春吉の中でも比較的天神に近い立地にあるものの、路地裏からさらに細い路地に入るマニアックかつ"絶対に"通りがかることがない場所にあったため、店舗で検討するも、決断しきれない・・・という方が多かった。

そんな時、店舗デザイン会社「ブンファクトファイブ」代表の山田さんが内見に訪れた。パンクヘアに80'Sのアメリカンロックスタイルのファッション、永遠のツッパリ少年という言葉の似合う外見は、奇抜なファッションの方が多い福岡R不動産のお客さんの中でも一際異才さを放っていた。

さらに、「パソコンの使い方?知らないですよ。」とアナログ人間のポリシーも貫く山田さんは、もちろんインターネットも使ったことがないため、知人が「福岡R不動産」のサイトで探してきたこの物件と出会ったのだった。

店舗デザインを仕事としている山田さんは、元々福岡中心部の路地裏飲食店を多数手がけていたので立地への違和感はなく、店としての営業よりも本気の趣味の場所づくりに重きを置いていて、かつデザインのショールーム的要素も含まれていたため、この物件に決めることにした。

かくして、このボロい戸建住宅は、店舗デザイン事務所兼PUBという用途で生まれ変わることになる。

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壁や天井を丁寧に壊していくと、想像以上に味のある柱・梁が出てきた。

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約1ヶ月の改装期間を経て完成したのがこちら。わかりづらいですが、頭上にはベンチがぶら下がっていたり、ピンボールが置いてあったり、と遊び心いっぱい。

個人的なイメージでは、映画バック・トゥ・ザ・フューチャーの中で、昔にタイムスリップした時の酒場のような感じ。別にその時代に酒を飲んでいたわけでもないけど、どこか懐かしさを感じることができる空間だ。

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好きな物を集めて、好きなデザインを作って、好きな仲間と集う場所。

誰しも少年(または少女)であったころに、「みんなで集まる場所が欲しいよね」と話していたはずだ。その想いを、大人になっても持ち続け、少年のままの気持ちで形にしたのがこの場所である。

そんな懐かしい想いを再び思い出させてくれる空間で、楽しい気分になった。

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ブラウン管の中では、全盛期のマイケルジャクソンがシャウトしていた。

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2階にはドラムセットが飾ってある。

また、この店にはユニークなシステムがある。注文ごとに料金を支払うというのは一般的なPUBと同じだが、ここHUCKLEBERRY Fin clubではお店専用のコインを購入する形式なのが面白い。

1枚300円のコインを購入(チャージ)してコインで支払う。すべての飲み物・料理が300円、600円、900円・・・とコイン何枚分という料金設定になっているので、とてもわかり易い。

場所はわかりづらく、不定休でもあるが、めげずに行ってみて欲しい。きっと遊び方を気づかせてくれるはず。


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HUCKLEBERRY Fin club(ハックルベリー フィン クラブ)
福岡市中央区春吉2-7-7
TEL:092-739-7277
営業時間:18~24時
※不定休(基本は火・水・金・土が営業日)

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改装に際して考えた点といえば、賃貸物件であることを前提に、改装部分を絞り込み、できることは自分たちでやったことくらいだ。

なにしろ建築資材も職人さんも船でやってくるのだから、通常よりもコストは上がってしまう。「やらないことも選択肢」「できることは自分たちで」という前向きなスタンスで望む必要があった。

そして、1ヶ月の自主工事、業者工事を経て完成したのがこちら。

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床を無垢フローリングに張替え、壁を珪藻土で塗装した。なぜかお祭り状態。

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もっさりとした緑に囲まれた、当然のように海が見える環境。お風呂は外から丸見え。(来るのは動物くらいでしょうが)

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造作やペイントデザインは奥さんでデザイナーのヤチヨさんが担当。あちこちで楽しい気分にさせられます。

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バーベキューの肉をエサに、知人を島に呼んで、塗装パーティ。

こうして浅羽さん一家の能古島ライフは無事スタートすることができたのだ。

とはいえ島の中で生活を完結するつもりはないらしく、よくこっち(陸)にもやってくる。ふらりと福岡R不動産のオフィスに遊びに来たりもする。島暮らしが馴染んだせいか、ボロボロのジーパンにモジャモジャ頭というまるでバックパッカーの里帰りのような出で立ちで現れるため、スタッフの中では世捨て人とも言われている。

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そんな浅羽さんの1週間のライフサイクルは、週に3~4回は打ち合わせで九州の各地を飛び回り、それ以外は能古島で釣り三昧という日々。島では畑も借りて、野菜や果物は採れるけど、スーパーなんかはないので、対岸のお店でまとめ買いするとのこと。

島人だけど、意外にもけっこう頻繁に本土に上陸して、仕事をしているのだ。

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さっそくこんなものまで企画・販売をしている。抜かりない・・・。

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先日能古島のアイランドパークにて行われた浅羽さんの結婚パーティの様子。特別な日とはいえ、かしこまらず、暖かい気候の中とても楽しい時間を過ごすことができた。

仕事が飲食関係の方はおいしい食べ物を持ち寄り、音楽関係の方は歌ったり踊ったり。参加者それぞれが得意分野で協力するという形も、能古島では自然としっくりくる。

島での暮らしぶりについて聞いてみると、「住むこと」と「働くこと」の境界がとてもあやふやであることに気づく。一日の中で「働く時間」と「余暇の時間」なんて切り分けて考えていないし、まるで全部が遊びのようにも見えるし、逆に全部が仕事のようにも見える。

「いやぁ、ただ面白いことが好きなだけですよ」

という浅羽さんのそんな価値観が、この実にうらやましいライフスタイルを生み出したのだろう。

有限会社ウィロー
http://www.monjayaki.com/willow/w_sample.htm

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福岡は「便利」という言葉がよく似合う。買い物や食事、エンターテイメント(中洲を含む)などの消費スポットは洗練されているし、コンパクトなエリアに集約された都市生活は移動時間の短縮につながる。また、海へ山へ川へ、と自然との距離関係も抜群に良い。

そんな福岡においてさえ、あまりの近さに違和感を感じるモノがある。それは、博多湾に浮かぶ能古島(のこのしま)だ。

福岡県外の方のためにちょっと説明すると、住所は福岡市西区だから市内であり、愛宕浜の渡船場からフェリーで10分というアクセス。福岡の中心部から行っても40分もあれば着いてしまう。こんな身近に島がある、ということだけでも驚きに値するはずだし、航空写真で見てみるとその違和感はより一層強くなる。こんもり緑に覆われた島が博多湾にポツンと浮いている。

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フェリーに乗って10分。出発したと思ったら、もう着いている。それくらい近い。
しかし、船から降りたってみると、10分前にいた高層マンションの建ち並ぶ都会の住宅街とはまるで反対の、スローな空気の流れる田舎景色が広がっているのだ。

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奥の大きい方がフェリー。対岸のマンション郡が見えるほどの距離関係。

この島にはおまわりさんは1人だし、消防車はなく、火事があったら本土から船で出動するため、到着までに住民がみんなでがんばるというシステム。車検が切れた軽トラックが普通に走っていたり、収穫した果物のおすそ分けなんて光景も当たり前だ。街中に暮らしている僕らからすると、とんでもない田舎に来てしまったような感覚。

その島がこんな風になっていたり、
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こんなカフェがあったり、
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島からの景色がこんなことになっていたら、
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「住んでみたい」と思ってしまうのも無理がない。

さて、前置きがかなり長くなってしまったが、今回のレポートは、福岡R不動産で博多区在住の浅羽さん一家が能古島に移住するお手伝いさせていただいたお話。

浅羽さんは様々な商品の企画の仕事(例えば有名なのは「こどもびいる」や「ジンジャーエールn.e.o」)を手がけている。

「商品開発という仕事上、自宅と事務所を兼用できるし、どこに住んでもよかったんです。海のそばや、景色の良いところがよかったので、糸島の海岸線沿いの物件なんかもたくさん探しました。いろいろ考えた結果、以前「能古島サイダー」という地サイダーの商品開発に携わらせていただいた経緯もあり、能古島に絞って探し始めました。」

ところが、島での物件探しというのは、そんな簡単なものではない。まず、不動産屋がない。そして、インターネットで探しても賃貸物件はまず出てこない。(売買物件はポツポツとある。)そんな状況で見つけるには、人ヅテしかない。このハイテクな世の中でも、やはり最後に頼りになるのは人間関係なのだ。

「とにかく能古島の知人に空き家がないか、聞いて回りました。すると、意外にもたくさんあるんですよ。空いている家は。でも、仏壇が残っているから貸せないとか、身内にしか貸したくないとか、諸事情によりなかなか借りられる物件に出会えない状況でした。たまたま僕らはラッキーで、何度も通っているうちに良い物件にめぐり合えたのですが。」

こうして巡り会ったのが、この戸建だった。

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お世辞にもきれいとは言えないが、そうワガママも言ってられない。部分的に改装すればいいし、広い敷地にゆったりと建っているのも気に入った。目の前にはみかん畑があって、オーナーさんは「食べてもいい」と言ってくれた。

そしてなんと言っても感動したのは、この窓からの景色・・・
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南向きに福岡の海岸沿い名所を一望できる。

こうして物件が決まり、R工事にて改装計画をスタートさせることになった。

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こんなところに美容室?!と誰もが不意を衝かれてしまう立地にオープンしたのが、「鏡のないトコヤ」というコンセプトの美容室-トコシエ-だ。

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福岡R不動産で「桜坂に堂々と」というタイトルで募集していた物件で、閑静な住宅街「桜坂」の曲がりくねる坂道の中腹に位置する戸建。一見すると平屋のように見えるが、実は見えている部分は2階で、その下にオーナーさんが住む1階住居部分がある。


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トコシエの店主永友さんにここでお店をオープンすることになった経緯を伺ってきた。(というと取材っぽいが、実際には髪を切ってもらいながら、空間や眺望を堪能し、談笑した形)

「独立するために店舗物件を探していて、この物件を見る前に別の美容室居抜き物件に決めかけていたんです。そこは人通りも車通りも多く、いわゆる王道的な店舗立地でした。でも、お店のコンセプトや作りたいイメージを考えていると、やっぱりなんか違うな・・・・というわけでもう一度探しなおすことにしたのです。」

そして、永友さんは福岡R不動産で募集していたこの物件に出会った。桜坂は高台にあるため、眺望がよく緑も多い住宅地。この物件の特徴も、VIEWの良い谷方面に抜けた窓と、平屋のようにかわいらしい佇まいの建物だった。


「景色が良いのが気に入りました。でも、美容業界の人に相談すると、そんな場所で美容室が成り立つ分けない!と厳しい見方でしたね。」

素人目にも、人通りが少ない(通りがかる場所ではない)のはわかるし、集客力があるのかと聞かれれば、難しいと考えてしまうかもしれない。しかし・・・

鏡のないトコヤ-トコシエ-のコンセプトにはこう書いてある。
理容室にはもちろん鏡は必要だ。しかし、お客様が鏡を見なくても安心して、理容師に委ねてリラックスできる。はさみが鏡になる。そんなトコヤを目指したい。

街中の騒がしいところではなく、リラックスできるところ。そう考えると、この物件はまさに永友さんのコンセプトにぴったりだったわけだ。

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カット中、鏡越しに緑が見えるのはやはりリラックスできた。

そして、ぼくにはもう一つ気になることがあったので、聞いてみた。下にはオーナーさん夫妻が住んでいるけど、音の問題などは気にしてないだろうか。

「オーナーさんとは仲良しですよ。改装中も毎日おやつ差し入れしてくださって、応援してくれてます。ご主人は改装中にも関わらず、もう2回もカットしましたよ。奥さんも、今日パーマの予約入ってます。」

どうやら心配は無用でした。

ちなみに、これまた偶然ですが、永友さんが内装を依頼したのも、前回レポートした「群青」を担当したインテリアデザイナー古庄和也さんでした。

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いまどきのオシャレな美容室とは一味違ったトコヤさん。皆さんもお試しあれ。


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-トコシエ-
福岡市中央区谷1丁目3-2
「馬屋谷」バス停前
電話/092-741-5022







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福岡R不動産で成約いただいた物件が新しいスタイルのショップになりました。


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「甘さ控えめレトロ」というタイトルで募集していた物件で、元々は建物のオーナーさんが住居として使っていた小さなマンションの1階部分。

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室内はこんな状態だった。畳も床板もボロボロで、床が抜けそうな部分もあったり。


物件を借りていただいたのは、アジア・アフリカなどの雑貨を扱い、主に製造や卸売りの活動をされている「iroiro」さん。

神戸から拠点を福岡に移して4年。そろそろ新しいことにチャレンジをしてみたいと考えていた代表の小阪靖子さん(元々は姉妹サイト「密買東京」のお客さんでした)は、「福岡R不動産」で事務所兼ショールームで使える物件を探し始めた。

「この物件を見たときに、驚くほどテンションが上がってしまった」と小阪さん。

天井を抜いて、壁を取っ払ったら絶対にいい空間になる。とポテンシャルは感じていたものの、少ない予算でやるにはどうしたらよいか、相談したのがインテリアデザイナーの古庄和也さん(福岡R不動産のコラムでも紹介している「カフェ・きんど」のオーナー)。


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古庄さんとiroiro女性スタッフだけでここまで解体。すごいパワフル!


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元々和室だったのを一部の押入れ部分などは残して解体、真っ白に塗ったらこんなに変わった。

たくさんの知人の協力も得て、塗装から床貼りまでほぼ手作り。業者さんにお願いしたのは電気工事だけだというから驚きだ。

そして出来上がった姿がこちら。

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残せる部分なるべく残し、素材を一新。


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道路に面しているのに曇りガラスだったので、大きな透明ガラスに変更。

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外から見てもお店っぽくなった。

最初は事務所と取引先向けのショールームとしての機能で考えていたそうですが、作っていくうちにどんどんアイデアが膨らみ、時にはアトリエ、時にはギャラリー、時にはショールーム、と常に形を変えながら展開していく、形態変動型ショップというものに行き着いたとのこと。

今回お邪魔させていただいたのはオープニングも兼ねたイベント「傘展」。こちらはすでに終了していますので、次回のイベント情報はiroiroのサイトやブログでチェックしてみてください。(普段はオープンしていません)


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手伝ってくれた皆さんとお疲れパーティ。


群青
福岡市中央区草香江1-6-40 大濠サザンハイツ1F
TEL/FAX 092-722-1616
URL:http://www.iroirostyle.com/





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福岡R不動産で入居を決めてくださったお客様のお宅にお邪魔して来ました。
今回、伺ったのは、明治通り沿い大濠に面してたたずむ、ヴィンテージマンションの一室。
グラフィックデザイナー李惠(りけい)さんが、改装して住居兼アトリエとして使っている物件です。

まるで大濠公園が我が庭かのようにそびえる、言わずと知れたマンション。

なにがすごいって、今回の物件が「改装OKではない」ところです。

真っ赤にデザイン塗装された壁、床一面に貼りめぐらされたカーペット。
どう見ても、これは改装しちゃっていますよね。

ベニヤ貼りのアトリエスペース。リビングだけでなく、この椅子に座りながらも
大濠が見渡せます。制作活動もはかどること間違いなし。

募集時は、こんな部屋でした。和室が二間の2LDK。

改装OKの物件ではないため、元々の素材に傷をつけないように工夫。
まず、床はフローリングの上にタイルカーペットを敷き詰めた。

2つあった和室のうち、リビングに面した方は畳を取り外してベニヤを貼り、
アトリエスペースに。そして外した畳をもう一つの部屋に重ねたらこんな風に。
うまい!と思わず感動してしまいました。

せっかくの大濠を望む眺望を2倍活かすため、リビングからもアトリエスペースからも
景色を望めるようにしたのがポイントだそうです

そして、この赤い壁。これはベニヤを壁に貼って、色を塗っただけだとか。

屋上は共同の洗濯物干しスペース。もちろん花火大会は特等席に。

改装OKという物件はなかなか少ないものの、元の素材を傷つけない範囲でも
十分に空間を自分好みに変えることは可能なのですね。

※このマンション、空きあります。売買で募集中!(2009年11月2日現在)
「大濠の重鎮」
http://www.realfukuokaestate.jp/estate.php?n=50
(公園と反対側、違うタイプのお部屋です)


[likei] 李惠さんのHPはこちら。
http://www.likeiart.com/

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めぐり逢ってしまったのです。元、「教会」だったという物件に・・・。

エステサロンを開きたいという友人のクライアントの物件探しをお手伝いをさせていただいていた私の目の前に、衝撃的な物件が現れたのです。
味のある物件をこだわって探しまわっていた私に、とある不動産屋さんから「こんな変わった物件ならあるよ...」と差し出された物件情報。
そこに書かれていたのは、「元教会」「48帖のリビングルーム」「250㎡の一戸建て」という言葉でした。



物件情報に載っていた図面。あきらかに普通ではありません。

運命の人、と言えるような人にであったときは、このようにビビッ!!とくるのでしょうか?!一目ぼれでした。
仕事がら、数々の物件を見てきましたし、自分でもおもしろい物件をつくって、住んでいたりした私ですが、この物件には恐れ入りました・・・。
閑静な住宅街に白くそびえたつその「元、教会」。何人の靴がはいるのか?という広い玄関。そしてその先に広がる、48帖の部屋・・・!!!

柱もなんにもないのです。まるで体育館?(それはちょっと言いすぎ・・・)エアロビおたくの私が通うどこのスポーツクラブのスタジオよりも広い。
窓はアールを描き、スケールの大きさも伴って、まるで異空間に迷い込んだような感覚でした。 
それもそのはず。この部屋は以前教会で礼拝堂として使われていたようです。それにしても教会だったと言われないとわからないくらいのシンプルさ。
48帖あれば、何に使いますか?卓球台も9台くらいは入ります。なんでもできちゃいます。
隣の部屋にはにはキッチンスペースとトイレが配置され、庭はなぜか日本庭園風。(外観はモロにアメリカンなのですが)


即、即、「ここに住みます」と私。
(あなたは探す人でしょ・・・という感じで、自分の任務なんてすっかりそっちのけでした)

250㎡近くある、この広さの一軒の貸家にどうやって住むのか...。それからは私の頭の中では、この家にどうやって住むのか、という想像ばかり。
しかし、これだけ広いと何でもできます。何でもできるから、住まうまでに一ヶ月くらいはかかりました。


結局、1階は友人にエステサロンをおこなってもらい、2階は私の巨大なプライベートルームにすることに。



エステサロンとして生まれ変わった48帖の巨大スペース。

2階は牧師さんが住まわれていたようなので、住居としての機能が備わっていました。しかし、それにしても一つ一つのスケールが大きいこと...。

まず、キッチンは11帖。カントリー調のシステムキッチンにはガスオーブンも備え付けられています。

(のちに近所の人からお聞きしたのですが、クリスマスには七面鳥を丸焼きして振舞うことができないといけないので、こんなに大きいのが必要らしい)

階段ホールの吹きぬけスペースはエアロビスタジオに。こちらも11帖。


リビングらしきお部屋も12帖。寝室らしきお部屋も12帖。2つの部屋の扉は可動式間仕切りになっているので、開けば24帖のお部屋に。
私の全財産であろう家具たちも、堂々と存在感をだし、私なりにお金をかけたオーディオ関連も、この部屋の広さのおかげか、「このスピーカーこんなにいい音をたしてくれたの!?」と。


南側にはしっかりとベランダ、しかも上からテントもでてきます。
隣の家とも距離があり、ベランダからは目の前の桜並木と青空が眺められます。

サニタリー、お風呂も広々。この空間はまるで日本ではないみたい・・・。その奥にはまだ8帖の部屋もあるのです。(多すぎてカットしますが)
その間取りも、すべての部屋がぐるぐる廻れるような間取りで、日本ではあまりこのような間取りのつくりは見かけません。
それもそのはず、この建物はすべてアメリカ人によるものらしいのです。(カーペンターがアメリカからやってきたよ!と、これもご近所情報)

また、仕様も素敵です。
ドアノブもレバーではなく、丸いゴールドのドアノブでしっかりとしながら、その丸みがとてもかわいいのです。毎日触るものですから愛着もわきます。
ドアも本物の木でしっかりとした重厚感。もちろんドア枠、窓枠には本物のモールが廻ります。高さもすべて高い。壁も壁紙ではなく、すべてペンキぬり。


そして、この貸家の素晴らしさは、春にやってきます。

家の前、小川の沿にはこの町の名物の桜並木がつづきます。

しかも、しかも夜はライトアップしてくれているのです。
そんなこともまったく知らず、初めて夜、家に帰ってきた私は、ただ感激してしまいました。家の中から夜桜見物、最高です。

春は、毎晩家でお花見です。何人きてもへっちゃらです。巨大なキッチンもありますし、設備も充実。
この建物のおかげで、私のネタが増え、人脈が拡大していけるのです。今年も春が待ち遠しい。
集まってくれるみなさんが心からくつろいでくれ、楽しんでくれる場所をもてたことは本当に幸せです。


先日は友人のピアニストとバイオリニストが福岡で演奏会があるの帰福するよ~ということで、ホームコンサートを決行。50人から60人くらいの方に友人達の素晴らしい演奏を聞いてもらうことができたり。

とても素晴らしい物件なのです。この物件なしでは、私は語れない・・・くらいに

先日、「福岡R不動産」のオープニングパーティもこのお家でやってしまいました。

延べ100人の方々にお越しいただき、盛大なオープンを迎えることができたのです。
それにしても、100人も入れてしまう戸建って・・・

福岡R不動産オープニングパーティの様子。

糟屋郡志免町という場所にあるこのお家。福岡空港から車で10分程山の方(東の方)に行ったところです。
最初は中心部までの距離が気になりました。でも、住んでしまえば会社のある天神まで自転車でほんの45分。
福岡は高低差の少ない街なので、自転車でも楽々行けてしまうのです。(冬はちょっと寒いですけど...)

都心部に限定して物件を探していたら出会えなかったこの物件。今ではこのスケールの大きい部屋で、桜を見ながら過ごすのが私のライフスタイルになっています。ちょっと視野を広げるだけで、福岡にはまだまだ無限の可能性が眠っているはずです。

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独立=一人で働く、ではない新しい働き方の一つがシェアオフィスだ。
フリーになったり、ベンチャーを始めたばかりの人にとって、事務所を構えるというのは手痛い出費。一般的にはミニマムなワンルームマンションの一室を借りたり、自宅の片隅でひっそりとワークスペースを確保するというのが多いだろう。しかし、そんな風にとってつけた空間では、自慢のオフィスとは言い難く、お客様を招くには恥ずかしかったり、心地よく仕事をするのは難しかったりする。

そんな人たちが集まってオフィスを共有するのがシェアオフィス。今回取材に行ってきたのは、福岡の中心・天神からほんの2kmの距離にある緑のオアシス"桜坂"でシェアオフィスを構えている設計事務所「マツダグミ」の事務所だ。

築25年の内装もボロボロだった賃貸マンションの一室を改装し、カッコイイ接客スペースとオフィスには贅沢なほどのキッチンやミーティングスペースを共有し、4社5名のクリエーターが個別ブースを使用するオフィスを作り上げた。それも、シェアするメリットにより、各自はそこらのワンルームマンションを借りるよりもずっと安い金額で入居できているのだ。


「桜坂は南公園の緑もあるし、丘隆地なので眺望も良い。将来性もあると思った」とマツダグミ代表の松田さん。その中でも一際立地が良く、最上階角部屋で緑眺望の物件を見つけたときは、ポテンシャルの高い素材に出会えた喜びを感じたとのことだが、オーナーとの交渉や工事では苦労もしているのが現実。しかし、その結果自分たちだけの理想のオアシスを手に入れることができたのだ。



解体中の様子


段々キレイに仕上がっていくのが醍醐味。

せっかく見つけた素材を活かさない手はない。しかし、改装費が豊富にあるわけでもなかった。そこで、賃貸契約において改装するのにネックとなる「原状回復」を逆手に取った。つまり、現状のボロイ部屋を貸すとしたらオーナーは壁紙・床材等、最低限のリフォームだけは行わなくてはならない、それならばと、そのリフォームを行わない代わりに、その費用をシェアオフィスへのコンバージョン工事費用に充ててもらえるよう交渉したのだ。さらに、改装後の状態が「現状」である契約内容とした。驚くことに、賃料も据え置き(以前のまま)である。

考えてみれば、ごく当たり前のことなのかもしれない。古くなって借りて手がおらず困っている物件のオーナーと、良い素材を活かして改装したい若者。必要経費だった原状回復費を払って借り手がついたオーナーにとっては、将来的には生まれ変わった内装が残り、満足いく結果であるはずだ。また、約半分のコストを負担せずに思い通りの空間を手に入れたシェアオフィスのメンバー。お互いにハッピーなのだから言うことない。ただ、今までにないことを話し合うのに少しの時間がかかったということだろう。

現在はマツダグミを中心に、設計事務所、インテリアデザイナー、グラフィックデザイナーが入居しており、接客スペースの他、キッチン&ダイニング(ミーティングスペース)、コピー機等を共有している。

オフィスにしては贅沢なキッチンを備え付けたので、夜な夜な人を集めてパーティを開くこともしばしば。シェアだからこそ持てる広い空間で、一人では味わえない楽しさも感じられる。

各自の机はブース形式になっており、ゆるやかな空間の仕切りでつながっている。「違った分野のデザイナー、クリエーターが集まっているので、持ち込まれたプロジェクトをシェアメンバーで共同で取り組むこともできる。その際には、すぐ隣にいるので打ち合わせもスムーズ。一人でやっていては受けられない大きな仕事も舞い込んでくる」とマツダグミさん。

最近「東京R不動産」で1ブース募集していたのを見つけて、入居したグラフィックデザイナーの前田さんは「周りで人が動いているのが見えるので、一人で仕事しているよりもモチベーションが上がるし、居心地がいい」とのことだ。


一人のスペースはこれくらい。ゆるやかなテリトリー。


机いっぱいに広げたい時は共用のミーティングスペースで。




このシェアオフィスのケースは、古い物件の空室に悩むオーナーにとっては新しくて価値のある試みかもしれない。

古くても窓から自然を感じられる眺めがあったり、どこか心地よい潜在能力を持った物件ならば、改装して好きな空間を作りたい若者はたくさんいるということ。

しかし、そこでネックになる原状回復や改装費について、もっとシンプルに考えてみればよいのではないだろうか。
中途半端なリフォーム工事を行ってしまうのはモッタイナイ。

そんなリスクを犯してしまう前に、少し彼らのような若者の声を聞いてみるのも悪くないだろう。



ミーティングスペースは夜になると人が集まるダイニングに。


シェアオフィスPLAN


マツダグミ
http://matukubo.exblog.jp/

-WORKS-
GART
小城の家
しもじ内科クリニック

このコラムについて

海も川も緑も、そして街も空港も、なんだってすぐそこにある福岡。東京から移住して早4年、気づけばその魅力を満喫すべく、会社を立ち上げたり、倉庫のような物件を改装してオフィスにしたり、果てには芥屋の海沿いに土地を買ってしまったり。果たしてこの列車はどこまで行くのか?東京に戻る日は来るのだろうか・・・

著者紹介

本田雄一
株式会社DMX代表取締役

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