西新の一棟リノベプロジェクト、「工事途中見学会」開催

住宅街として人気の西新エリアにて、リノベーション工事が進行中。外壁や屋上など共用部をはじめ、空室の５部屋全てを手直しています。 ローカルのショップとコラボレーションしてオリジナル家具やパーツも開発！

※イベントは終了いたしました。ありがとうございました。

今回のプロジェクトの主役。確かに風合いはあるが、疲れも隠せない。

「これはキテるなぁ。」改装前のこの建物を見たときの第一印象。ちなみにネガティブな方向で。一様にくたびれた外観、クラックの入ったコンクリート壁、いまにも剥がれそうなタイル。さらに室内は雨漏りもあり、長年空室で放置されていたため、正直、このままでは誰も住まないだろうという部屋も幾つかありました。

防水塗料が切れて久しいであろう屋上。漏水の大きな要因です。

しかしよく見ると、タイルやサッシなどのパーツそのものは時間が経っていい味を出しているし、現代ではなかなか出会えないワイドスパン（窓の幅が広い）な間取りにも手を加えれば生まれ変わるポテンシャルを感じる。

痛んでいるけど、見所も多い建物だった。

とはいえこの現状からすると、建物は解体されて新築されるのがセオリーなのですが、このラッキーな建物はポジティブなオーナーさんに購入され、最初で最後のリノベーションを行うことに。

このプロジェクトはある意味、解体予備軍だった古い建物がどこまで生まれ変わることができるかの実験です。雨漏り対策も念入りに行なったし、室内もほぼスケルトンにまで解体して、室内を仕上げるので、全く違う空間に進化するはず。

まずは第一弾として、34平米〜42平米の5部屋をすべて異なる仕様で製作中。付け加えておきたいのは、ローカルの様々なショップとコラボし、オリジナル家具やパーツを開発していること。室内や共用部に、ちょっとずつこだわりを詰め込みます。地元のプロダクトで建物を再生するというのはぼくらにとっても新しい試みです。

現在は工事進行中なのですが、このリノベーション実験の過程を公開させていただくことになりました。以下の日程で行いますので、リノベーションに興味のある方、入居を考えてみたい方、リノベーションを検討している不動産オーナーさん、興味があるから見てみたいという方もぜひこの機会にどうぞ。