西のシーサイドゾーン 生の松原・今宿エリア〜少しだけ都心を離れて海と暮らす〜

text = 長谷川繁

今回ご紹介するのは福岡市の西部に位置する生の松原(いきのまつばら)・今宿(いまじゅく)エリア。

何と言っても海辺から普通に電車に乗って都心部に通えるのがこの住宅街の一番の特徴です。しかも、ココで言う海とは海水浴もできるようなビーチのこと。

JR筑肥線の下山門(しもやまと)駅と今宿駅は歩いて10分以内でビーチにたどり着いてしまう海好きにはたまらない立地にあり、かつ電車でたったの20分前後で都心部に到着可能。日常と非日常が程良い距離感で手に入り、福岡がコンパクトシティと言われるある種の醍醐味が体感できます。

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海と線路がこの近さ!

都心に近ければ利便性が上がるのと引き換えにビーチは港湾へと変化し、自然を求めて奥地へと入り込めば毎日の通勤など移動手段にストレスを抱えてしまうのが現実。例えば福岡で言うところの前者が「天神」を中心とした都心部、後者が田舎暮らしやリラックスゾーンとして人気の「糸島」エリアです。

そのため、糸島に住まいを持ちたいとは福岡R不動産でも問い合わせの多い内容のひとつなのですが、それを実現できるかどうかの分岐点はワークスタイルの違いでしょう。時間に融通が利く自営業者やそもそも糸島界隈に職場があると言う方は比較的スムーズにこの問題をクリアにできますが、特に都心部で働く会社員ともなれば全く逆の状況で、通勤のことを考えただけであきらめざるを得えない人も。

そんな折、このジレンマを解消するために着眼してみたのが、どちらのいいところも享受できてしまう生の松原・今宿エリアというわけです。


生の松原エリア
生の松原はその名の通り海と陸の堺に約3kmに渡って松林がモサモサと続くポイント。時を遡れば約700年以上も昔に蒙古の襲来を受けた鎌倉幕府が「元寇防塁」を築いたのがこの生の松原一帯で、一部残る石積みは国定文化財にもなっています。

夏になると海水浴客で賑わう砂浜も近隣の住民にとっては一年を通じて庭のように足を運べる気軽さも程良いところ。海や松原の全景を見下ろす丘陵の戸建ゾーンか、駅が近く松林の緑に包まれる丘の下の方を選ぶかはお好み次第です。

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生の松原の一帯。近くの丘陵住宅地はこんなビューを望める穴場です。

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生の松原のビーチ。普通に海水浴できます。


今宿エリア
一方、今宿には長垂(ながたれ)海水浴場につながって気持ちいい芝生の広がる海浜公園があり、夏には花火大会が開催されます。

特にこのビーチ最前列にある住宅地は海との距離がとっても近く、窓を開ければBGMは波の音、庭先で沈みゆくサンセットを眺めながら過ごすことだって夢ではありません。ほんとうに滅多に出会うことのできないプレミアムゾーン。

休日に訪れればウィンドサーフィンをする人や投釣りをしている人もいれば家族連れで散歩、犬を連れて砂浜を駆けまわる人たちもいて見ているだけでもこっちがスローな気分で和んでしまいます。それはこの場所に来たからこその光景であって、海と共に過ごすひと時は決して都会の高層マンションでは味わうことのできない特別な自然との触れ合いだと気づかせてくれます。

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今宿ビーチ最前列の住宅は遊歩道を挟んで海とこの距離感。

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海岸線を走る車と電車。

もちろん海辺の生活には潮風や冬の寒風というそれなりの厳しさもあるものです。ただ、不思議と水辺ならではの心が落ち着く感覚を覚える方も多いのではないでしょうか。つくられたモノではなく自然が生み出すものから受ける恩恵は何ものにも変えがたい、そう思い直します。

最後に少しだけ不動産屋っぽい話をしておくと、市内でも中心部から離れた分だけ賃料や価格の相場も沿線エリアとしてはお手頃感も十分。海一列目や海眺望の戸建はそれなりのお値段しますが、そうでなくともちょっとだけ都心からエスケープして自然を楽しむライフスタイルを確立するのにうってつけのエリアです。

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このコラムについて

海も川も緑も、そして街も空港も、なんだってすぐそこにある福岡。東京から移住して、気づけばその魅力を満喫すべく、会社を立ち上げたり、倉庫のような物件を改装してオフィスにしたり、果てには芥屋の海沿いに土地を買ってしまったり。徐々に増えていく福岡R不動産のメンバーとともに、この街の魅力を再発見する日々を綴ります。

著者紹介

本田雄一
長谷川繁
坂田賢治
松尾隆文

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